‘ワークショップ’ カテゴリーのアーカイブ

186ヶ月め_白川小学校でのセッション

2026 年 9 月 27 日 日曜日

今日は2011年3月11日から5,663日
809週
15年6ヶ月
186回目の11日です。

9月3日は群馬県前橋市で一番赤城山の山頂に近い小学校、前橋市立白川小学校の5〜6年生とのアートセッション。11~12歳の「可能性」という絵の具で塗り上げられた美しい絵に出会えて「やれてよかったー!」です。

今年から務めている前橋市のアートコミュニケーションディレクターとしての企画は、大まかに言えば『子どもたちとアートを介したコミュニケーションで市の魅力を発信しよう!』なんだけど、子どもたちは企画の都度公募する形。

その良さはものすごくある!

しかし、とりこぼす「ひとり」というものが想像できる。
なので、可能であれば学校の授業に入り込み、こうした企画に「参加したい人」も「参加したくない人」も

、そもそも情報が届いていない人も一緒に、アートを介したコミュニケーションを行い、違いは違いのまま、1人ひとりMAXの気持ち良い表現を出来たら。そういうことがあらゆる現場で当たり前になったら、そりゃいい街になるよね〜!という自分の願いに、市のスタッフが行政の縦割り飛び越え現場のニーズを拾いあげてくれ、今回実現。

これだけのことでも、前橋市サイコー!

で、今回の白川小学校。

全校生徒60名ほどのうち、今回6年生と5年生合わせて17名(欠席1名)とのセッション。

冒頭6年生担任の熱血純情 M先生が、今日のテーマを「思いやり」と設定。
過去に外部講師として子どもたちと対話された方々の「思いやり」にまつわる話を振り返りつつ、「思いやり」を共有出来るシンボルのデザインが出来たらいいね!的な目標設定。
子どもたちのセッションの入り口を100個以上想定してきた自分は、突然浮上した「思いやり」という言葉に対し、
じゃーボクたちは、ボクたち1人ひとりが向き合う1人の「なに」を思いやるんだ?
ということを探るアートセッションを実行。
そもそも「思いやる」という言葉の、若干上からの目線も疑いつつ、「1人ひとりそれぞれの何が愛しいんじゃ!?」ということを、1人ひとりが気持ち良い表現を重ねることで気がついたらいいな〜!ということをやってみたら、この「サイコー!」の有り様なんよ。

で、セッション終わってオレの1番の感情。
「俺はオメーらがめちゃくちゃ好きになったぜ!!」
そして、
「何か困ったことがあったら、遠慮せず相談してくれよ!!」
という、大人なら当たり前でありたいマインドの確認。
白川小学校の子どもたちの
自然や仲間からの日々の発見

遠くまで見渡せる視線が描く線
強い緑色や夕焼けの色、曇り空の色

言葉に出来ないことを語る色彩と余白

そんな白川ならではの子どもたちに会えたこと、
こういうことを「ハッピー」と呼ぶんだ。

そしてまた必要ならまた呼んでよ!ところで、いろんな場所でこんなセッションを繰り返してきて今回。

すべての現場で生まれる子どもたちの絵は、すべて素晴らいものなんだけど、
今回のセッションで生まれた絵すべてが突き抜けた美しさを見せてくれたのは何故だろう?

あれこれ振り返って、ふと、
熱血純情 M先生の存在デカイんだろうなと。

熱血純情 M先生はアート言語を使えるわけじゃない。
けれども、先生が子どもたちの日常に積み重ねてきたことが、
ボクのセッションを通し目に見えるものとしてアウトプットされたんだろう。

ボクが何かやってるなんてことじゃなく、
ボクの前橋市での仕事は、そうした部分にこそ視線を送らなきゃならない。

そんな気づきが得られた白川小学校。ラブだぜ!

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https://youtu.be/0ajSWFhx92Q?si=PMetYTvUPQF5zvty

まえばしスケッチ2_あかぎやま 上から見るか 下から見るか

2026 年 8 月 30 日 日曜日

 


8月26日は前橋市アートコミュニケーションディレクターとしての子どもセッション2
「まえばしスケッチピクニック」あかぎやま 上から見るか 下から見るか
赤城山山頂付近、大沼に面した赤城少年自然の家をベースにしたアートセッション。
気持ちよく行うことができました。

『あかぎやま 上から見るか 下から見るか』このサブタイトルは直感的に思いついたもの。空間的な広がりも高低差もある前橋市に暮らす子どもたちから『1人ひとりの赤城山』の姿を教えてもらうようなスタンスでありたいなと。
この直感は、結果的に子どもたち『1人ひとりマックスの気持ち良い表現』を引き出せたように思います。

『マックス気持ち良い経験をした子どもたち』がその後、学校で、社会で、やはり気持ちの良いコミュニケーションを駆使し、リーダー的な働きを、それぞれ活躍したい現場でしてくれたら、前橋はより良い、暮らしやすい街になると思うんよね。それはとても気の長い願いなんだけど、安易なキラキラ映えバエ盛りモリした発想とは対局の、1人ひとりの気持ち良さが尊重された社会を実現するはず。と考えています。

にしても、この日は直前までどんな進め方をしたら良いものか考え続け、なかなか答えが出ず…
時間差で集まってくれる子どもたちの1人ひとりとの対話で様子を確認し、進め方が見えてきたかな〜、というタイミングで、
参加者の男の子の提案で「じゃんけんトーナメント」開催することに。

これを読んでくださっている方「なんのこっちゃ?」と思われるはずですが、

この他愛も無いゲームを通して『知らない子がわたしの名前を呼ぶ』『じゃんけんのため声を出す手を振る』『ゲームを進めるチームと運営の作戦をたてる』などなど、一気に現場の空気が和らぎクリエイティブな空気が醸成された。ということで、発案してくれた男子くん、サンキュー!なのであります。

こうしてオープンなコミュニケーションの場に育った現場で、前橋市の広範囲の地域から参加してくれた子どもたち「1人ひとりの赤城山の姿」を、ごくシンプルな表現で教えてもらう絵を描いてもらったら、フィジカルにビンビン響く「その土地ならではの赤城山」と出会えました。


1本の線で表現された「わたしの赤城山」
この他愛も無い線に、1人の子どもの生きてきた時間や今の生活にまつわる多くの情報が込められている。

ボクたち大人が大切にしなければならないのは、こんな他愛も無い1人ひとりの物語だよね!
という確認から一気に着彩。

いやーー、みんなおもしれー!
夏だから夏色の赤城山が多いはずだけど、にしたって、色も形も多様。しかし、意外とリアル。

こちら動画にしてみたので、ぜひご覧ください。

赤城下ろしの空っ風さえ感じられるはずです。

今回はこのセッションにたっぷり時間をかけたので、
『では赤城少年自然の家を出て大沼湖畔まで歩いて絵を描いてみよう!』のコーナーでは、
子どもたちが自ら前に進み、発見し、描く。そんなことが楽しく実現。
こちらでは自分が撮影した作品の1部を紹介しておきます。

じゃんけんトーナメント発案くん。
実は繊細。

大沼に映る山影の描写!!

大沼の風景から、発見、発見、発見!

描きたいものに近づくパワー!

などなど、
子どもたちが自然の風景から発見した色彩、構図、フィジカルなタッチなどなど、俺も学ぶことばかり。


この日公務の間を縫って見守りに、結果子どもたちと一緒に絵を描いてくれた前橋市長が「アミイゴさんのライバル現れました!」と子どもたちの絵に感動し話してくれたけど、「いやいやライバルどころじゃない、俺なんかどんどん置いてかれてる立場っすよ…」と返答。
(しかし、腕組んで上から目線の感想語るでなく、自ら子どもたちの輪に混じり筆を振ることのできる首長、素晴らしい。)

そしてボクの個人的な振り返り。

子供の頃から慣れ親しんでいたはずの赤城山なんだけど、空気の清涼さ、植生の豊かさ美しさ、大沼の穏やかな風情などなど、赤城山はそこはかとなく前橋の人たちの心根に豊かな故郷を与えていれてる存在なんだと思いました。

そして、子どもたちは大人たちの「子どもに良いものを与えたい」という願望を軽く飛び越え、1人ひとり「これが面白い!」というものを発見してゆく。
そうした余白ある発見の場所がある街は、子どもたちにとって豊かな場所なんだろうなと確信。

最近お世話になっている福島県の会津地方には、磐梯山の麓に猪苗代湖があって、その「ヒタッ」と静かな佇まいは、そのまま会津の人たちの心根を形成してるな〜と気が付きました。(そこに磐梯山的な大らかな猛々しさも同居した会津人)

猪苗代湖から比べたら小さな赤城大沼だけど、
やはり、「大沼があるから前橋だね〜」と思える、前橋のみなさんの優しい心根ってあるよな。
これは赤城山周辺エリア以外の土地には無いものだと思います。

こうしたことが子どもたちの幸せ、もしくは暮らしやすさにどう繋がるのか。
あわてて答えを求めることはせず、次に準備しているセッションを通し、より確かで共有しやすい言葉に出来たらいいなと考えています。にしても赤城山。

自分が今暮らしている渋谷区の子どもたちを連れてきても面白いし、なんなら前橋の子どもたち同士の交流企画とかできたら、より良質なシティー・プロモーションに繋がるんじゃないかなと。

引き続き可能性を広げてゆけたらいいなと思いました。
そして下山した前橋の街は、

熱ちかった〜〜、、

次回は10月の終わりの方で、個人的に未知のエリアだった「総社」にフォーカス。
群馬の成り立ちなど子どもたちに教えてもらうセッションを開催予定です。

いつもの優秀で気の利くスタッフのみなさん、良い距離感で子どもたちを見守ってくれた保護者のみなさん、アートの言語化が素晴らしい市長。おつかれさま!のありがとさん。

子どもたち、たのしかったね〜!

185ヶ月め_LOVE KUMAMOTO

2026 年 8 月 11 日 火曜日

今日は2011年3月11日から5,632日
804週4日
15年5ヶ月
185回目の11日です。

そして7月28日に発災した熊本地震から13日目

熊本地震により犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
今困難な状況にあられる方々、どうぞご無事でありますよう。
何人も顔が浮かぶ熊本の友人のみなさん、元気で再会できることを願っています。

自分はこれまでそうだったように、ただ熊本に心寄せて参ります。

地震発災直後にSNSにアップした”LOVE KUMAMOTO”の画像を
こちらにも掲載しました。

使い道がある方はご自由にお使いください。

この画像を使って印刷したポストカード2000枚は、
希望される方に配布を終え、あと500枚ほど手元に残っています。

こちら必要とされる方があれば発送しますので、
コメント欄にご希望を伝えてください。

15年前に起きた東日本大震災からこのような活動を続けていますが、
こうした活動が自己表現のようにならぬよう気をつけています。

なので、この画像の使い方に意見することはいたしません。
(自分が主催する現場で使用する際は、デザイン的クオリティを求めますが、、)

以下、
10年前の熊本地震発災から3ヶ月後に熊本で開催した子どもたちに向けてのワークショップで気がついたこと。

10年前の7月30日、熊本地震発災から3ヶ月半後の写真。
震災を経験した子どもたちが何を考え思うのか気がついたワークショップの時のものです。
東日本大震災のご縁活動で知り合った熊本のコミュニティーから、「熊本地震へのチャリティーバザーを行うので、そこで子どもたちが心を解放できるワークショップを開催してくれ」との依頼がありました。
市内の商業施設のワンフロアーでチャリティーバザー、そこから壁を隔てた一室で子どもたちと大きな絵を描くワークショップ。
そこに参加してくれた1人の女の子(小二くらいで、やはり小学生のお姉ちゃんと参加)が、ボクのワークショップ史上サイコーに反抗。
キャンバスの上での反抗は大好物なので、がっつり向き合うのですが、そもそも自分の言葉も受け付けない感じで、その暴力的に絵筆をぶん回す振る舞いが、周りの子どもたちにとっても危険な感じになっていた。
だけど、震災直後で爆発させたい気持ちもあるんだろうと、安全を担保しながらも、彼女のやりたい放題に付き合った。
キャンバスの上での破壊行動がひと息した?と思ったら、鷲掴みしたチューブから絵の具をドバドバとパレットへ。すかさず「いいねー!」とボク。
するとキッ!とボクを睨み、絵の具ドバドバのパレットをキャンバスに叩きつけ、足で踏みつけグリグリとやりだした。
うわ、すげー!と思いながらも、負けてられないと思って「もっとやらなきゃ!」と。
で、ついにパレットが破れ始めて、、そこまでやるとパレットをキャンバスから外す。
そこにはめちゃくちゃ鮮烈な色彩の絵の具のシミができてて、つい「おめーの踏んだあと、キレイだなー!」と。
すると、一瞬ニッと笑い、お母さんたちがバザーをやってる方に走っていってしまった。
すげー子だったなあ〜。なんて思いつつ、参加した子どもたちの少なからずが、家が倒壊したような環境から来ていたことを後から知る。
で、その夜。
バザー主催の方々は歌のコミュニティでもあったので、チャリティーコンサートを開催。
その現場でチャリティー募金のカゴを持って満面の笑みを振り撒きお客様にドネーションを求めていたのがその女の子。
「これはどういうことか?」と思い、小学生女子の気持ちになって考え「そうか」と。
*
3ヶ月前に大きな地震があって、わたしは怖い思いをした。
だけど、お父さんもお母さんもわたしを守ってくれた。
今日は地震で苦しんでいる人を助けるため、お母さんたちがチャリティーを開く。
(お母さんもお父さんもみんなも、まだ大変なのに)
そうしたら、私たち子どもはとなりで絵を描いてくれと言われた。
わたしもお母さんたちを手伝ってみんなの力になりたいのに、、
隣の部屋に行くと変なおじさんがいて、イヤだなと思った。
わたしは絵を描いて遊んでる場合じゃないんだ!
*
東日本大震災発災から1年後の気仙沼で、大漁旗に絵を描こう!というワークショップを頼まれた。
そこに参加した姉妹が、それはそれは美しい絵を描いて、キミたちすごいねー!なんて声をかけたら、それまで穏やかな顔でキラキラした絵を描いていた小学生が、急に怒ったような表情になり、絵の具をドバドバ出して、ブッ太い筆で「復興するぞ!」と殴り書きした。
そうか、彼女たちはキラキラ心を解放することと、大人たちが頑張っていることの間で揺れているんだ。
*
ボクがワークショップを頼まれるのは、子どもたちの心を揉みほぐし解放させてあげたいという親御さんの気持ちによることが大きいです。
しかし、子どもたちは保護者である親の姿を見つめ、今自分はどんな振る舞いをしたら良いのか、必死で考えているんだな〜と。
あらためて5年前の熊本。
ひとつ正解があるとしたら、振り向くと親御さんの姿が見える状況で絵を描ける現場にすればよかった。
*
子どもたちも必死で震災と闘っている。
そんな中、みんなで絵を描くことになった。
そんな遊んでる場合じゃない、イヤだなと思うが、絵を描き始めて振り返ると、お母さんが笑顔を返してくれた。
お母さんの笑顔にちょっと救われた気がする。

もう一枚の写真は、この前日に熊本市内の友人のレストランで行ったワークショップのもの。
こちらは親御さんが見守る環境で行った。
熊本の素晴らしい仲間のおかげで子どもたちから得た学びは、その後の活動で生かし続けています。
熊本、時が来たらまた子どもたちと思いっきり遊べる時間を作りましょう!!
ボクの経験では、日本で最も子どもたちからキラキラした色彩が溢れる土地なんです。

184ヶ月め_8月15日「台湾-猪苗代 山岳音楽会」開催

2026 年 7 月 8 日 水曜日


今日は2011年3月11日から5,601日
800週と1日
15年4ヶ月
184回めの11日です。

2026年8月15日に、福島県の猪苗代にある「はじまりの美術館」で音楽会を開催します。

ボクは日本各地で音楽のイベントやワークショップや展覧会を創ってきましたが、
東日本大震災発災後の東北で音楽イベントを開催するのは初めて。

ボクには福島に、東北に、届けたい唄があるんだけど、
それを届けるために必要なことを重ねていったら15年経ってしまいました。

15年経ってしまったけれど、自分の思いをぶん回すことなく、主役はここに集まる全ての人と考え、
緩やかだけど、熱い時間を創ります。

*エリ・リャオが歌うハルカストリングス「常磐炭坑節」
https://youtu.be/Tb8s1fMlLek?si=dkOGKdVH1bDLsHfj
福島のみなさんに聞いて聞いてもらわねばっ!


唄とお話しで綴る音楽旅 

台湾-猪苗代山岳音楽会
2026年8月15日(土)
17:00〜19:30に磐梯山の花火が上がるまで。
■出演

・エリ・リャオ
・ファルコン
・小池アミイゴ

 

■料金
・大人 3,000円(別途 展覧会観覧料800円
 ※お得な年間パスポート1,500円もございます。)
・高校生以下 1,000円
・未就学児 無料 泣き放題

■定員 30名(要予約)

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*同時開催:
 小池アミイゴのギャラリートークと絵本読み語り

2026年8月15日(土)16:00〜17:00(展覧会観覧料のみで参加可能)

展示中の作品についての質問に答えたり、
発刊から10年の絵本「とうだい」や、日本絵本賞受賞の「はるのひ」など、
福島をはじめ東北の風景をモチーフとした作品を読み語ります。
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主催:小池アミイゴ、社会福祉法人安積愛育園はじまりの美術館
企画:小池アミイゴ
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■出演者紹介


エリ・リャオ Eri Liao(唄)
台湾の原住民族タイヤル族であり、小池アミイゴが「宇多田ヒカルかエリ・リャオだろ!」と推しまくる凄いシンガー。
幼少の頃に台湾から日本へ。東京大学からアメリカのコロンビア大学と遊学する過程でJAZZを歌うことを始めます。
日本に帰ると、国境もジャンル飛び越えた唄、台湾、沖縄、日本、欧米などなど、ポップスから民謡まで、自身のアイデンティティを探るように歌い、その活動の幅を広げています。
今回、彼女が「ハルカストリングス」のシンガーとして録音した「常磐炭坑節」が凄すぎて、「これは福島に届けなくちゃ!」と、はじまりの美術館にお呼びすることにしました。
ファルコン Falcon (guitar)
アコースティックギターの素朴な響きから、エフェクトを駆使した幻想的なサウンドスケープまでを自在に行き来するギタリスト・作曲家。自然や風景をテーマにした楽曲制作、音が風景を映し出すような繊細なアンサンブル、そして即興性を重視した柔軟なスタイルが特徴。
ソロ活動では、オープンチューニングを活かしたオリジナル曲でギターの可能性を追求したアルバム『美しき様々の夢』をリリース。その延長として、自身が作詞・作曲・弦編曲を手がける室内楽プロジェクト「ハルカストリングス」を始動。シンガーのEri Liao、そして飛鳥ストリングス(マレー飛鳥、吉田篤貴、西谷牧人)を迎え、多言語の歌と弦楽器が織りなすフォークロアな世界観を表現したアルバム『風の中の夢』を発表している。
活動の幅は広く、多様なジャンルのミュージシャンとのセッションにとどまらず、民謡、朗読、ダンスといった他ジャンルの表現とも深く関わる。舞台作品では、越後妻有大地の芸術祭「Fil de Cocon〜夏の夜をつむぐ糸」、KAAT神奈川芸術劇場「銀河鉄道の夜」、日生劇場「ひなたと月の姫」に音楽で参加。さらに、Eri Liao+残歌での韓国・台湾ツアー、花鳥風月(カルメン・マキ、佐藤正治とのトリオ)での上海公演、KOKIA中国ツアーなど、アジア各地での公演にも多数参加し、国内外でジャンルを越えた幅広い音楽活動を展開している。
小池アミイゴ
昨年群馬の前橋のフリッツアートセンターでエリ・リャオ&ファルコンと披露した、唄にまつわる絵本の原作「うたうーさん」を再現上演します。観覧される方は心のヤケドに注意です。
※イベントに参加ご希望の方
電話( 0242-62-3454 )またはメール( otoiawase@hajimari-ac.com )にてはじまりの美術館までお申し込みください。
・メールの場合
1、お名前(よみがな)
2、メールアドレス
3、携帯電話番号(当日連絡先)
4、参加される方の人数(お子様が参加される際は、年齢をご記入ください。)
5、参加希望のイベント日時とイベント名
6、お住まいの都道府県
※定員になり次第、締め切らせていただきます。
※申し込み時にご記入いただいた個人情報はイベント実施のために使用し、それ以外の目的で使用することはありません。

*小池アミイゴの飯館村スケッチとエリ・リャオが歌うハルカストリングスの「美しき様々の夢」
https://youtu.be/6M5KravBN4w?si=lzzm_U7dl1LkUtPh

 

*小池アミイゴiPhone撮影編集の「夢は止み 過ぎゆく 春のかけら 」のMV
https://youtu.be/HGDDPFEMFcQ
 
◯はじまりの美術館で開催中の展覧会
「コトコトジャーニー」
2026年4月25日(土)〜8月31日(月)
※火曜休館
※8月11日(火)は祝日のため開館、8月12日(水)は振替休館
開館時間:10:00〜18:00
出展作家:
小池アミイゴ、齋藤勝利、高橋彩子、西澤彰、横溝さやか、若木くるみ
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館

 

観覧料:一般800 円、高校生以下無料、
障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで) 無料
※お得な年間パスポートは1500円で販売

はじまりの美術館
〒969-3122福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
TEL_ 0242-62-3454(火曜休館)
E-mail_ otoiawase@hajimari-ac.com
 http://www.hajimari-ac.com/
アクセス:
猪苗代駅より徒歩25分、タクシーで5分。
JR猪苗代駅前の観光案内所にてレンタサイクル「いなちゃり」貸し出し中。
猪苗代磐梯高原ICより車で一般道12分。
駐車場は美術館西側に15台。手打ちそば「しおや蔵」共用。
バス_JR猪苗代駅バス乗り場より、裏磐梯方面行きまたは中ノ沢方面行きの会津バスに乗車
→「バスセンター」下車(徒歩3分)。
はじまりの美術館にはじめてお越しいただく方は、こちらもご覧ください
https://hajimari-ac.com/news/detail/13327/

前橋まちなか雨あげた

2026 年 7 月 7 日 火曜日


6月20日は「まえばし、まちなかスケッチ」
20名の定員いっぱいに集まってくれた前橋市の子どもたちと、
前橋の「まちなか」を歩いて、気になったものをスケッチし、
アトリエで1人ひとりの「きもちいい」マックスの色を塗りました。

梅雨時の開催。
直前までお天気アプリで空模様をチェック&チェック。

ありゃ〜〜、、昨日の夜まで「くもり」の予報だったのが、
傘マークついてるじゃん、、

みんなが集まってくれたタイミングも雨、、

集まってくれた1人ひとりが気持ちよくスケッチ出来る魔法をかける時間も雨。

が、
集まってくれたみんなの熱気と、ボクが20年以上続けている「地方における異常晴れ男伝説」発動で、
なんとー!
「今から外歩くよ〜!」から「そろそろ戻るよー!」の時間いっぱい雨があがりました!

ということで、大きく3班に分かれて街を歩くと、

「なるほどー!キミはこんなものに興味を持つんだね!」



「うわー!こんなものからこんな美しさを見つけるんだね!」



「どひゃー!それをこんな風に解釈するなんて、すげーー!!」

と、
ほんと楽しい、楽しい。

今回、アトリエとして設定した”元気21”から子どもたちが歩ける範囲ということで、
馬場川から中央通り商店街あたりまでがメインのモチーフとなったけれど、
その狭い範囲でも、子どもたちの視線が捉えるものは、大人の思惑を軽く蹴散らし、
サイコー!

で、大人と呼ばれるようになってしまった自分は、
ただただ子どもたちから学ぶ。

もちろん『彼らが気持ちよくものを捉え、気持ちよく手を動かし、1人ひとりそれぞれ気持ち良い色で塗る』
ということを、やはり気持ちよく出来るためには、直前のボクとのセッションがあってこそなんだけど、
それは、ボクが子どもたち1人ひとりそれぞれマックスの力が発揮された時の喜びを信じているから出来ること。

ただ、それはメソッド化出来るものではなく、
1人ひとりの違いを尊重し、子どもと対等の立場でコミュニケーションし続けることでしか得られないこと。

そうしたことが出来るよう、このセッションに関わる全ての大人(子どもを保護する立場にある者すべて)も、セッションを通して気づき、自分も含め共に学び、なによりこの時間を楽しんでもらう必要があります。

アートや芸術という、ともすれば「高尚」という言葉に押し込め、腕を組んで遠巻きに眺めてしまいがちなものこそ、
子どもたちと同じ高さの視線まで降りてきて、一緒に楽しんじゃうことで、世界はものすごすハッピーになるんよね。

大人がハッピーになれば、子どもはもっとハッピーになる。

そんな循環を前橋で生んでゆけたらいいな。

ところで、ちなみに、

馬場川通りには、昨年「ばばっかわ男」というアート作品が置かれました。

これは秋に開催される前橋国際芸術祭を先導されるJINSの田中仁さんが、太田市出身の彫刻家、尾花賢一さんに制作依頼したもの。
一見グロテスクな存在感の作品ですが、ボクはこれをとてもチャーミングだと思っています。

昨年このお披露目レセプションが大々的に行われて、ボクもいいカンジの大人たちに紛れて参加して、その制作談話など聞いて「うん、うん」なんてうなずいていました。
その様子はいろんなメデイアで紹介されもしていました。

今回のスケッチはその約1年後。

すると、子どもたちが「あれなんだ!」とば”ばっかわ男”を指差し盛り上がり、
さっそくスケッチしていました。

そうか、1年間子どもたちはこの作品をキャッチしていなかったんだ。

大人が見ているもの、子どもに見えているもの、見えていないもの。

なるほど、ボクが前橋でやるべきことのひとつは、こういうことだよな。

他のエリアを回った子どもたちは、

街中にいくつも設けられている銅像の中から、裸の2人の幼児が彫られた銅像を描いていました。


*縦構図の画用紙に小さく描かれてた絵を取り出してみました。

前橋は81年前の8月5日に米軍の空襲に遭い、市内の広範囲を消失しました。

街中で見かける女性や子ども、もしくは男子も、の立派な裸体像は、人の命の大切さを街のマインドに刻むために置かれているんだと想像します。

それにしても街中の銅像、女性のヌードが多いな。
空っ風吹き荒れる真冬に出会うと、温かな場所に移動させてやりたくなってしまう。
というのが最近のボクのちょっとモヤっとした感想。

そんなもやもやの対して、今回子供達が「裸の2人の幼児像」を選んで描くことで、
ひとつ答えを出してくれたのかも、と。


そんなこんなのこうしたセッションを、本年度前橋市のアートコミュニケーション・ディレクターという役職の元何度か重ねて行くんだけど、引き続き「子どもに与えるより、子どもから学ぶ」という考えの元、子どもたちの力をマックス引き出してゆけるよう尽力します。


さて、雨が降りそうだから帰って色を塗ろう!

すると、
子どもたち1人ひとりそれぞれが「今日気持ちいい」と思った色が、まさに『前橋色』なんよ!

それはどういう色かというと。

実はこのセッションの前に「もっと前橋を知っておきたい」と、
2月、5月、6月といろんな場所でアートセッションを開催してきたんよ。

2月道の駅まえばし赤城のSHOP CAFE Quでやったら、すごい綺麗な色が溢れてきたな〜と思って、

5月、「敷島。本の森」というイベントでやったら、やはり同様の色彩が溢れて。

6月頭に敷島のJINS PARKのイベントで呼ばれた時に確信。

日の光の強い群馬の前橋で育った子どもたちの色彩は、
鮮やかだけど強い光でハレーションを起こしたような色を使うな〜。
ということ。

三陸の沿岸部で子どもたちと絵を描けば、海の色がグッと濃い濃紺で表現される。
富山の山間のエリアで開催すると、山々が濃い緑で表現される。
熊本県で開催すると、カラフルな色彩に溢れた絵になる。

これはおおまかな傾向だけど、やはりその土地ならではの色彩ってあって、
前橋の場合、それは強い光でハレーションおこしたような鮮やかな色。

6月20日は、そんな前橋ハレーション色に、曇り空や雨粒の色が混じっていた。

これは、そのまま前橋の「まちなか」の色彩そのもの。

その色彩は、一時期の壊滅的な街の衰退による「強い日差しの中で放っておかれた色」とも言えるんだけど、
子どもたちはそんな色彩をキャッチし、ポジティブな表現として見せてくれた。

ボクはこれを美しいと思ったんよ。

今回参加してくれたみんなーー!
おめーらサイコーだぜ。
また遊ぼう!
イエイ

さて次回は8月26日、前橋の頂へ。
子どもたちと歩いてまた何か見つけられたいいな。

 

 

 

183ヶ月め_福島_群馬_東京でのワークショップ

2026 年 6 月 11 日 木曜日


今日は2011年3月11日から5,571日
795週6日
15年3ヶ月
183回めの11日です。

ここ1ヶ月は多くの方と一緒に絵を描きました。

5月16日は群馬の前橋の「敷島。本の森」でのスケッチーワークショップ。

前橋市と行う子どもアートプロジェクトを進める上で、ちょっとでも賛同してくれる仲間がみつかればいいなと願いつつ、
そもそも前橋のみなさんはどんな色を持っているのか?という興味の元、オープンな語らいと表現の場作りをしました。

どんな進め方をしたかは、テキストにしちゃうと野暮になるので割愛しますが、1人ひとりのマインドを揉みほぐし、1人ひとりの「その人らしさ」を手がかりに描かれた絵はみんな美しかったです。


ひとり何枚も描く小学1年生がいましたが、
最初強い色彩で描いていたのを、後から白い絵の具で修正した絵が、まさに前橋の色!

強い日差しと強い北風の土地で、ハレーションを起こしたような色彩。
それをこんなにもポジティブなものだと思わせてくれるなんて…

ボクのアートセッションは、
人になにか与えるでなく、共に気づき、学ぶ場なんだと思います。

そして、ボクは子どもからも多くを学ぶのです。

こんな1日の中で、自分も自分で「すきだな」と思える絵が描けたのもうれしい。

今後前橋市で何をやれば良いのか、かなり解像度の上がったセッションとなりました。
やること多すぎでみなさんの写真撮ってる暇なかったが。


何より、
この余白だらけの「敷島。本の森」という企画の素晴らしさ!

地域作りは足し算より引き算が重要なんだと実感しました。

5月23日は今「トコトコジャーニー」という企画展に参加している、福島の猪苗代のはじまりの美術館で「まえばしスケッチワークショップ」

おもいがけず多くの参加をいただき、
「じゃあみんなが求めているものはなんだろう?」なんて興味からセッションを始めたら、
街を歩くより、1人ひとりが気持ち良いと思える絵を描くことに終始。


子どもからシルバー世代まで、福島の会津地方を中心に他県など遠くからの参加者も多かったセッションでは、やはり多様性のある絵に出会うことが出来ました。

そしてやはり、会津の方は会津の色をもっているなあ〜と。

今回もやること多くて個別に写真を撮る暇なかったが、、
ともかく、光あふれる場所会津、そこから人がえるものの豊かさを感じたセッション。

震災から15年めの初夏、さらに福島から学ぶことは増えているなあ〜。

穏やかにセッションを終えた後、
はじまりの美術館のボクの絵が展示されているスペースでは、参加者の男の子が思いっきりくつろぐ姿。

「美術館でくつろぐ」
こんな風景に出会えるのもまた、震災と原発事故を受け「人間にとって必要なことはなんだろう?」と考え続けた福島の人たちの知恵の姿なんだと思います。

障がいを持つ人の表現に対してのリスペクトを、人間同士の当たり前に更新させている場所で、ボクは障がいを持つ作家さんと対等にみなされ、この場所に絵を展示し豊かな時間を得た。

2011年3月11日の夜の暗闇の中でぼんやり思い描いた風景が、ここで実現している。

初めて会津に来たのが2016年3月。
まだまだ緊迫した気持ちのままでいたボクは、凍てつくようにそこに立つ磐梯山を見て、凍てつくような色で描いた。

あれから10年、ボクは優しい色彩の磐梯山を見ることが出来ている。

次の日ははじまりの美術館の学芸員さんに案内していただき田んぼ見学。


農業法人を起こしたグループが、猪苗代一帯の田植え代行を行っていました。

ともかく広い田んぼに対し、大型の田植え機でテキパキと植えられる苗。
超高齢化の米作りの現実に対し、若い人たちの発想と行動力、なにより米に対する思いに出会えたこと。
これは絵でお返してしてゆかねばです。

そして帰りがけに見た猪苗代湖の穏やかな水面。

人はどう生きるべきなのか。
山を見て、水を見て、雪に覆われた冬に熟考し、雪溶けと共に動き出す。
そんな会津の知恵に触れた時間でした。

はじまりの美術館での「コトコトジャーニー」は8月31日まで。
会期中もう一度なにか出来たらいいな。

5月31日には、青山のSHOZO COFFEE TOKYO で絵の部活が、
「美しいってなんだろう?」というテーマの元始まりました。


始まったと言いつつ、実は応募者がちょっと多くて、2部に分けた簡易版の体験会。

なんだけど、人の表現に向き合うことを2セット連続でやると、ドカンと疲れ…
家に戻ったら寝倒れました。

にしても、土曜か日曜の朝9時からのセッション。
新鮮だったなあ〜。


この日もまったく写真を撮影する余裕なく、、
しかし、コーヒーの香りのする美しく整った場所での小さなセッションの可能性はとても大きく。

まずは半年間、向き合う1人ひとりに対するリスペクトを基本に、できる限りオープンな会話の元、美しいとはどんなことか?
「美しい」に関しては、ひとつSHOZOが答えを出してくれているので、では1人ひとりの創造の矢印をどこに向け、何を見て、何を捉え、どんなアウトプットするのか。
みんなと探ってゆけたらです。

6月6日は群馬の前橋の敷島の新しい場所。JINS PARK で、県内の福祉施設が集まったマルシェで「なにかやって」と。
会場にフィットするワークショップとして「ぬり絵似顔絵」をやりました。

ボクが似顔絵を描き、描かれた人が自分で色を塗るワークショップ。

だけど、希望される方はボクが色を塗っちゃいます。

で、何十人描いただろうか。
この日はほぼ写真を撮れたのだけど、一部ご紹介。

自分んで色を塗った子どもたち、
やはり群馬らしい色彩を持っていると実感しました。

この「その土地らしさ」は、AIの時代に生きる上でとても重要な資質になると考えます。

こうやって心の蓋を開けるお手伝いをする限り、子どもたちは素晴らしい表現を見せてくれる。

ただ、
ボクの故郷群馬、「それ」をあとちょっとだけ更新させたら、子どもたちの可能性をもっと広げられるはず。
という「それ」の課題も感じたセッションでした。


「それ」を今ここで言語化して伝えても何も変わらず。
今後前橋市で重ねてゆく子どもたちとのアートプロジェクトで、まずは目に見えるものを作り、共感を広げた上でl、確かな言語化に繋げるようやってみます。

だって、この子どもたちの色を見せられたら、大人だって我慢できないぜ!

ところで、
JINS PARKでは、2月14日に道の駅まえばし赤城のQuで開催したワークショップで生まれた10メートルの絵を展示してもらいました。(6月15日くらいまで展示予定)


自分のワークショップ史上最高にHipな絵。

群馬の可能性、これ見たら実感出来るはず。

ということで、秋には国際芸術祭が投下される前橋で、自分の役割は地面から生えてくるようなものをしっかりと育ててゆくことだぜ。

で、6月7日は現在の地元、渋谷区富ヶ谷上原エリアの子どもたちを対象としてスケッチ教室。
渋谷区の組織である青少年対策上原地区委員会(物々しい名称だけど、地域の子供好きのおっちゃんおばちゃんの組織だね)主催で、やはり渋谷区が進めているフランスのパリの「隣人祭」を真似たイベント「おとなりサンデー」の時間を使って、地域の学校や町会も連携し開催しました。

スケッチ会の募集はA4白黒のフライヤーを学校で配布。
定員40名が秒でいっぱいになる、このエリアならではのコンテンツに育っています。

2時間のセッションでキラキラした絵が150点くらい生まれ、その中から選んだ絵をデーター化し、最近では子どもたちのプライバシーを守ろうというバナーに落とし込んだりして、地域に還元する仕組みを構築しています。

「〇〇禁止!」と叫ぶでなく「〇〇を愛そう」というメッセージを、子どもたちと発信する感じ。

それにしたって、このエリアの子どもたちのアウトプットするものの素晴らしさ!


多様な職種の方が暮らすエリアで、子どもたちは小さな時から美しいものに触れている。

だけだと、こうしたアウトプットにはつながらない。


日常の親子での会話はもちろん、学校や地域でどんな言葉が交わされているか。
それがちゃんと子どもファーストの上で、責任ある言葉の交換になっているか。


子どもたちが絵を描く姿を俯瞰的に見ていると、
子どもたちが表現することに対し、親御さんや地域の人みなさんとても良い立ち位置を選んで見守っているのがわかる。


「子どもたちの幸せ」ということを考えると、ひとつ理想的な風景が自分の暮らす街にはあるなあと。

それがどういうことかも、ここで急いで語ってしまわずにおくけれど、
それは地政学的違いだったり経済的な格差などに関わらず実現できることなので、
まずは前橋で実践できるよう、確かな仲間を見つけ、力を合わせ実現させてゆこうと思います。

その実現に近道は無いので、ともかく地道に。
震災から15年で福島が出来たこと、自分が暮らす街で時間をかけて醸成させたもの、先例はボクの体に染み込んでいるので、なんとか。

最後にちょっと。

新学年が始まった4月から、朝のちょっとした時間、不登校を選んでいる子どもたちが学校内で一旦いられる部屋に行って、小さなセッションを行なっています。

これもまた丁寧な積み重ねの上で言語化しなければなんだけど、絵を描く者として、ものすごく学びの多い時間になってるんよ。

人の弱さ儚さを愛でるような語り合い、
安易な映えの対極にある静かな時。

絵を描くことを生業としてきた自分が、これからどんな表現をするべきなのか、
目的は子どもたちの幸せであるけれど、自分も一緒に成長してゆけたらいいなと願っています。

前橋まちなかスケッチ

2026 年 5 月 28 日 木曜日

アミイゴイラストクラブ セッションOne「まえばしまちなかスケッチツアー」を開催します。

みんなでまちなか探検をし、絵を描きます。
参加者には終了後おにぎりやサンドイッチなどの軽食があります。
ぜひご参加ください。

6月20日(土)10時〜12時30分
集合場所_元気21
対象_小学校4年生〜中3_20人(先着)
参加費無料_画材等こちらで用意します。
各自水筒持参等熱中症対策をお願いします。

申し込み:6月8日(月)からロゴフォームで
問い合わせ=広報ブランド戦略課
TEL:027‐898‐6971

こんにちは、小池アミイゴです。前橋市のアートコミュニケーションディレクターとしての企画第一弾は、みんなで前橋のまちなかを歩いて、1人ひとりの「推せるまえばし」を発見し気持ちよく描くセッションです。
前橋の魅力ってなんだろう?参加するみんなから教えてもらえたらいいなと、「じょうず」という言葉は禁句にしてお待ちしております。

182ヶ月め

2026 年 5 月 11 日 月曜日


今日は2011年3月11日から5,540日
791週3日
15年2ヶ月
182回目の11日です。

写真は今日の群馬の前橋の敷島。
昨年も同じ時期に、それはそれは美しい光の風景に出会えた場所です。

昨日、5月10日は群馬のみどり市の山間の東町エリアの花輪で開催していた、みんなで花輪の街を歩いてスケッチして気持ち良い色で塗るワークショップで生まれた絵の展覧会「はなもも展」最終日として、旧花輪小学校記念館のギャラリースペースで、ワークショップに参加してくれたみなさんとお話ししたり、似顔絵間バッチを作ったりしていました。

地元で生まれ育って土木の仕事を通しみどり市に貢献されてこられたおやっさんがすごい絵を描いたワークショップ。
今回のおやっさんが来てくれて、色々差し入れてくれて、「花輪をもっと盛り上げるには」というテーマでわちゃわちゃ語り合って深夜まで強烈オヤジ呑み。

その土地をどうしたらいいのか、その答えはその土地の人の心の中にちゃんと埋まっている。
震災後の東北のあちこちでやってきたこと、気がついたことが、今故郷群馬で生かすチャンスを得ていること、とてもありがたく思います。

にしても、その土地で生きてきた方が素直にアウトプットした表現に敵わないなあ〜。
そして、なんだよ?この少年のような表情は。。

こんな表現が日本中で当たり前になった上で、自分のようなものがプロとしてやるべき仕事を見極め形にする。
ちょっと遠回りだけど、これからも焦ることなく実現してゆきたい社会のあり方、そして自分の仕事のあり方です。

諸岡のおやっさん、そしてこの日この場所でご一緒してくれたみなさん、
みなさんの心の中に埋まっている「こんな生き方をしたい」「こんな場所で行きたい」という答えを出し合い、みんなが共有出来る価値を言葉にしてゆけたら、きっと花輪という場所は「花輪ならでは」という価値において日本のトップランナーになると思うんよ。

そんなことが出来るよう、自分は自分がやってきたことを駆使し尽力してゆきますんで、これからもよろしくお願いします!

そして今日は冒頭の写真を撮影した前橋で、今後の企画ワルダクミ会議と街のフイールドワークを自転車と徒歩で。
アートを起爆剤としたまちなかの再開発が注目される「まえばし」という場所ですが、この季節車で5分も走れば美しい光が溢れる爽やかな風景に出会えます。

こうしたことがどれだけすごいことなのか?
長い時間かかってしまったけど、やっと気がつくことの出来たボクは、以前よりちょっとだけ解像度高く街を見ることが出来るようになっているはずです。
そうすると、街を歩くことがほんとに楽しくなる。

この楽しい感覚を、アートや芸術、絵やデザインといわれるものを手段とし、前橋に暮らす人たちにシェアし、叶うなら前橋に暮らす人たちの「幸せ」を更新させたい。

なんだけど、
今回みどり市の花輪と前橋と2DAYSでフィールドワークしてみると、人口が少なく不便と言われる花輪の方が、そこに暮らす人が確かな言葉で地域の魅力を語れているなと気が付きます。


もちろん、みどり市の山間のエリアのひとつの集落というサイズの花輪と、昔からの市街地に加えいくつもの町村が合併した前橋市を比べての話なので、前橋の多様性を誰もが共有出来る端的な言葉で語るのは難しいことです。

それでも明日に向かって進むための推進力にあなるような言葉は見つからないものか?と、昨年の夏から市の職員のチームと重ねてきたセッションと、そこから浮上した前橋の魅力を語る「やさしい余白」という曖昧な言葉を足場に、今日も同チームとブレインストーミング。
行政でこれだけ砕けたワードが浮上するミーティングは無いだろう!というセッションを行いました。

で、こうしたセッションで大切なのは、どれだけ『ひっくり返しても良いちゃぶ台みたいな言葉』を出し合えるかってこと。

思わず苦笑してしまうような突拍子も無い言葉に対し、危機感を伴った飛躍みたいな対案が出される。
そんな飛躍を振り戻そうとする言葉が投げられるも、「普通」や「無難」をひっくり返すちゃぶ台がぶん投げられる。
そこで生まれる変な笑いの隙間から突如ポンと体に響く言葉は浮上する。

良い言葉に良い言葉を掛け合わせてゆくようなことやっていると、途中で何も無くなっちゃうこと多いです。
なので、あえてひっくり返しても良い言葉を交換するようなミーティングのあり方は、これからもっと重要になるはず。

まあ、こうしたミーティングのことを人は「雑談」と呼ぶのだけどね、、

「雑」なるものの身体性や免疫力が救うものは少なくないです。

というわけで、雑なるものからフィジカルに響くシンプルな言葉を導き出せた今回。
この言葉を関わるみんなで共有し、今後出会う人たちに埋まっている答えを引き出し、より強くしなやかな言葉で語れる前橋に出会えるよう、引き続きみなさんよろしくお願いいたします。

 

 

代々木八幡商店街つなひきチャレンジ

2026 年 5 月 7 日 木曜日

渋谷区立富谷小学校と代々木八幡商店会とのコラボ企画です。

代々木八幡商店街を舞台に、商店会が街を利用する人たちに日頃の「ありがとう」をお返しするおまつり「八幡フェス」で、つなひきをユルクやります。

対戦相手は女子プロラグビーチーム”フェニックス”

友だちどうし、クラスや学年チームで、家族やご近所さんを誘って、つなひきチームを組んでください。

チームの人数の指定は特別行いません。
現場でわちゃわちゃ調整しながらやります。

目的は街なかでの人と人のコミュニケーションを生むこと。
そして「この街にはこんだけ子どもたちが暮らしてるぞ!」ということを気付いてもらうことです。

会場は代々木八幡商店街マルマンストアの先、新しくできたビルとの間の路地で行います。
map
https://maps.apple.com/place?coordinate=35.669069,139.689229&name=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A0%B4%E6%89%80&map=explore

事前申し込みは無し。

受付は5月17日11時30分〜15時直前まで、
綱引き会場手前のブース「TOMI-GO」で順次受付します。
(ブース運営は富谷小学校学校運営協議会会長の自分が担当しています)

みなさんぜひおおらかな気持ちで綱引きを楽しんでくださいませ。

併せて、
富谷小学校今年の卒業生女子3名チームがデザインを考えたトートバック3種も販売します。

これは渋谷区が先進的に取り組む子どもたちの探求的学びのカリキュラム「シブヤ未来科」の授業で、
6年生が取り上げた『街を盛り上げるには?』というテーマから生まれたもの。

大まかなデザイン案の段階でほぼ完璧なデザインを提案してくれたのですが、残念、、形になる前に卒業。
今回、自分がデザインのブラッシュアップと印刷一式まるっと請負制作しました。

・素敵なカフェがたくさんある街、富ヶ谷

・花や緑に囲まれやさしい人が暮らす街、富ヶ谷

・代々木公園など自然豊かな環境に恵まれた街、富ヶ谷

制作にあたり商店会から『富谷小学校と八幡商店会のコラボだとわかる文字を入れてくれ』とのオーダーがありましたが、
う〜〜〜む、タグ対応とかなら入れられるが、子どもたちのデザインに落とし込むのは無理があるぜ、、と。

よーーし!ならば缶バッチをタグがわりにつけちまおう!と。

トートバックにバッチをサービスでつけて、
1000円くらいで販売予定です。

販売価格は経費や出店料で相殺される金額で、
デザインしてくれた卒業生には、別途商店会がお礼を考えてくれています。

ですが、
今後生徒たちの考えを聞いて、こうした制作物の有効な使い方を考えられたらなと。

今回、自分のプロとしてのスキルを投下して制作しましたが、
こうした「現物」を見てもらうことで、
さらに子どもたちの探求的学びが加速することを願っています。

などなど、
富谷小学校や八幡商店会では、今後よりこうした活動や子どもたちの探求的な学びのために、街に暮らすオトナが楽しくアプローチし力を発揮できるようなことを考えています。

興味ある方はぜひ綱引きついでに声をかけてくださいね〜

 

前橋市アートコミュニケーションディレクター

2026 年 4 月 29 日 水曜日


今年度より前橋市副業型地域活性化企業人(アートコミュニケーションディレクター)として、まずは1年間の契約を交わし、主に子どもたちとのアートプロジェクトを企画運営し、子どもたちが願う街の姿をビジュアル化したり、子どもたちが自己肯定感を持ち探求的な学びを進められるような活動を行います。

4月28日は前橋市役所でアートコミュニケーションディレクターとしての委嘱式。

委嘱状を託してくれた小川市長に、市長が思う市の課題をうかがうと、「市から流出してしまう女性が多い」だからこそ「子育てによい前橋にしたい」とのこと。

これは自分が渋谷区で重ねてきた活動の経験やスキルを投下出来ることだぜ。

ただ、何か良きものを天から降らすようなことではなく、地面から生えてくるものを地道に育てるような活動にしてゆかなくちゃと、昨年からタッグを組む広報ブランド戦略課の優秀すぎるスタッフと共に、主語は「子どもたち」で、前橋で生きる幸せを良いものに更新させるため、絵やデザインやアートやアミイゴをハードワークさせようぜ!というチーム再編成。

まずは5月16日「敷島。本の森」でスケッチワークショップを個人企画として開催。
自分が目指す活動の姿を知ってもらい、ちょっとでも仲間が増えるような場にします。


そんなこんなの作戦をボ〜ッと考えながら、この日は朝から前橋フィールドワーク4時間。

チャリで20kmくらい走り、学校や子どものための施設など確認。その環境や高低差など体に刻んで、ちょいと日焼けもしました。

これまでやって来たことを手掛かりに前橋のリアルに出会い、しかし、これまでやってきたことを一旦忘れ、子どもたちと向き合い、子どもたちと語り、考え、なんなら子どもたちから学べるようなプロジェクトを作ってゆきますね。

ところで、

前橋市の移植式と同時刻、自分が企画制作に関わった絵本「みんなで見た こどものえ」が部門最高賞を受賞したiF Design Award のベルリンでの授賞式の様子が届きました。

著作&デザインののしほさん、アートによる地道な救援活動を重ねているミツキさん、おめでとう!
俺は前橋でふたりと同じく、子どもたちの幸せを考えていたよ〜〜