衣食住歌


10月19日は山梨県富士川町にある昌福寺へ
併設されたcafe anuttaraで「衣食住歌」と題したbaobab LIVEのサポート


この日に至るまで昌福寺さんと交わした密度の濃いコミュニケーション
その先で生まれた時は
この日で完結するものではなく

「われわれはこんな生き方をする」そんな意思表明の現場であり

この日から続くことにこそ意味があり

そうするための心にも身体に滋養を与える
そんな時でありました


寺の方では“えみおわす”の展示販売
*えみおわす http://emiowasu.com/

生活着も仕事着もえみおわすに統一した
昌福寺のご住職一家

その実践に伴う真の豊かさを人に伝える現場です

食に関しても
いしだのりかさんが「山梨の野草と野菜の秋ごはん」のお膳を提供

ボクはお茶の時間用に用意された
酒粕のケーキとカボチャのババロワを頂いただけでしたが
昌福寺さんの生き方を「食べる」ことで共有することができました

そういった昌福寺さんの志しの1つヒトツは
“イベント”として企画されたものから手渡されるもの以上に
偶然ここで居合わせた人たちとの穏やかなコミュニケーションの中に
手触りあるものとして感じられたように思います


旅立ちの直前で島袋仙悠さんに点てていただいた抹茶
その清々しさ
そんなことこそ生きるヨロコビと実感だなあ〜


実は以前
いつか えみおわすの服のある現場でbaobabの音楽が鳴ったらステキだろうなあ〜と
えみおわすにbaobabを紹介したことがあたのだけど
その現場が昌福寺であってよかった


アイデアのすべては地方(東京を含む)で生活している1人ヒトリの中にあるはず

昌福寺として七面天女さまの特別開帳という
まさに特別な催事に併せて行われた4日間のイベント
その初日のお手伝いをしたわけですが

ボクはアイデアを出すというより
みなさんのアイデアを整理し
その大切な部分を明快に人に伝えるためにコトバを整え
「衣食住歌」や「baobabの歌と演奏と小さな市」といった
イメージを絞り出し
絵を描き
フライヤーデザインの方向性を探った
(フライヤーデザインの小熊さん、見事!!)

それに対して昌福寺さんは
デザインやbaobabの音楽を
生きる上で必用なものとして買ってくれた

そんな感じじゃないかな

それは経済がどうしようもなく縮小傾向にある日本にあって
とても新しい試みであるはず


今回のようなことは誰にでも出来ることではないだろうけど

しかし、
生活のちょっとしたところで
ホントウに必用なものを見つめ直し
それが必用であれば
真っ当な心とお金をもって交換する
そんなささやかな実践に繋がるイメージを見せてくれたはず

ともかくここに至るまでのコミュニケーションが豊かであり
これから生活してゆくためのビジョンを手にすることが出来た
そんな秋の時


もう長い付き合いになるanuttaraのナイスタイムカフェの中村くんが
ライブ明けの朝早くから働いている姿に出会い

今回この場所にbaobabと一緒にこれてよかったなあ〜と
しみじみ感じ

そして
「負けちゃいられない」そんな気持でもって
山梨から群馬へと旅立ちました

昌福寺で時を共にしたみなさん
ありがとう

2012
1019
PEACE!!

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