旦過屋台のおでん &


小倉creamでのワークショップとbaobab LIVEの打ち上げは
ボクの熱烈希望で屋台で深夜おでん

2年前の真冬に食った後
夢にまで見た“ささ屋”さんの滋味深〜いおでん17タネを一気食い

ともかく野菜の種類が豊富で
ダイコン、青ネギ、春菊、えのき、里芋、じゃがいも、ごぼう、トウモロコシ、ペコロス(小タマネギ)、ロールキャベツ、、
あとなに食ったかなあ〜?

もちろん地元自慢の天ぷらなどのネリも、スジや砂肝、
う〜〜ん、あとなに食ったっけ、、

そいつやこいつが絶品の出汁の中でヒタヒタと、、
どーしようもなく良い景色のおでんたち!


いっひっひっひ〜。と、オカシくなって
だめだ、やっぱ旨い!

今すぐ行って食いたい。

酒を呑む人は自分で持ち込むのがルールのこの屋台で
もちろんワンカップをあおりながら大将にうかがったところ

先代から受け継いで後
やはり尋常ならざる心意気でこの屋台を続けてきたとのこと

東京に在って「屋台」と言えば
まずは“博多”であろうに
博多を訪れても屋台に行くことの無いボクが
屋台でおでんを食いたいがために小倉に行く

ちょうど“B級グルメで町おこし”なんて番組をNHKでやっていたけど
美術館などの“箱もの”を造るより
フェスなどの音楽イベントを行うより
旨いB級グルメが地域にもたらす経済効果や雇用促進力が圧倒的であると

だよなー!

小倉の旦過はごく庶民的で昭和なまんまの“旦過市場”が
今もアジア的猥雑な賑わいを見せる町

石炭や鉄鋼業、その積み出しの港だったり、戦前は軍需工場など、
小倉が西日本の中心地としてピカピカに輝いていた時代があって
その裏では人間の良いも悪いもが渦巻いていた時代でもあって
そんなスベテが煮込まれたような旨さのおでん

旦過市場を抜けてcreamで一息ついて
そこには九州在住のbaobabの音楽が流れていて
夜には屋台でホントウに旨いおでんを食う

アトは鼻唄で演歌でも唸りながら
夜の町に沈み込めば幸せ

こんなヨロコビをJ-POPは唄ってくれんし
行政のこさえる美術館に掛かってる絵にも描かれておらんわなあ〜

ガンバレ!小倉の屋台

そして、
creamで食ったスパゲティーの味わいが
なんともこのおでんに似た味わいだったといこと
(パスタじゃないぞ!スパゲティーだぞー!)

シゲちゃんのこさえたポモドーロを食って
「旨いね〜!」ってね
しかし
なんの旨さなのか思い当たらず東京まで帰ってきて
今こうしてコトバにしていたら

間違い無く
創業53年の屋台のおでんの味わいと似た
スパゲティー ポモドーロであったということ

cafe カルチャーのステキ色に塗りこまれたコトバなんて関係ねー

creamというカフェのスパゲティーと屋台のおでんを食いに
ボクは小倉に行く

のだ!

コメント / トラックバック 2 件

  1. micasuga より:

    小倉なんですね。
    しばらく行っていませんが、帰省したら行こう!行きたくなりました。笑
    九州の人間やけん。ルーツがなんだかんだとは言いたくないけど、美味しいものを食べると芯から元気にしてくれます。
    小倉はなかなかスポット浴びない土地。でも駅の立ち食いの素うどんだって、本当に美味しいですよ。
    ブルーカラーのね、旨いものだけが残ってる土地やけんね。笑

  2. amigos より:

    >micasugaさん。
    群馬育ちのボクが小学生くらいの頃の九州と言えば
    鉄の町“八幡”、そして小倉。原爆で被害のあった長崎市。なんとなく熊本城の熊本市。
    その次のグループとして、
    三池炭坑の大牟田だったり、ジャイアンツの宮崎、桜島の鹿児島、福岡なのか博多なのかの博多。
    そんな序列が知識としてありました。

    今は,正直疲弊しているメガシティの代表のようである北九州。
    しかし、細かいところをジックリユックリちゃんと見てみたら、
    こんなに情を感じる町もなかなか無いわけで、
    そんなのが1番良くわかるのが、おでんやシゲちゃんのスパゲティーであると思うのです。

    この街に関わる人たちが
    こんな小さな街の魅力であっても
    死ぬ気で大切にしてみたら

    きっとそれは世界に通じる街になるんだと思いますよ。

    なので、
    まずはコンビニに缶ビールとワンカップ大関を買って
    レッツ屋台なう

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