Sing Bird Concert vol.9 ~森のパレード


大分県の国東半島の付け根の山間の町の田んぼに囲まれた森の中の一軒家の庭で行われる
baobab主催の美しい表現の時 Sing Bird Concert
今年もお手伝いしてまいりました


今回で9回め

ボクがお手伝いするようになって4回め

今回の出演者のほとんどがボクが紹介した人であった
ちょっとサプライズな回

紹介したボクは気恥ずかしいような
この土地に申し訳ないような

ならばいつも以上に人間力爆発させてゆかねば!と
ライブとライブの合間の絵のワークショップ
人間の健康な身体に必要とされれる善玉菌のごとく
コドモたちの心の免疫力を高めるワークショップスタート!

てか、
まったく準備期間がなくて、
内容も確認出来ぬまま、
だったらラッキーと
気仙沼で行って大きな手応えを感じた「大漁旗ワークショプ」作戦!


その「大分だからこそのユル〜いバージョン」


にーさんねーさん方がスバラシイ唄や音楽を聴かせてくれるイベントだけど
この時ばかりはボクらが主役!

てか、
本来ボクたちが主役!

用意された布なんかに描いているばあいじゃーないけんねー!


ともかく一瞬一瞬で格闘、格闘
心の問題なんて後回し
一瞬一瞬で身体をどれだけ振り切るかが問題


身体が振り切れた時に
心躍らせるような音楽があったとしたら

それはお祭りだよね!

ちょっとしたスケジュールの偶然で
ワークショップ途中で演奏を始めることになったアイリッシュ3人組みtricolor

働く人のための音楽がこんなに自然に人の中に溶け込んだ時間
初めて体験出来たかもしれません


ボクにとって絵を描くことは音楽を奏でることと同じなので
絵を描く時に音楽を必要としないのだけど
人の生活から生まれた音楽は
人が手を真っ当に動かし働いた先で必要とされるものだね!


ボクたちはただ絵の具にまみれ
音楽の一部となって
唄をうたい
また絵を描く

それだけのこと

それだけのことにわざわざ「アート」なんて立派な言葉を使う必要ないよね。


この場所で4回やってきたワークショップ

今回多くの方から「また絵を描くんですか?」って
期待を持ったお声かけをして頂き
そうしてくれる人のほとんどがお子さん連れのお母さんだったりして

実際今回のsing birdは
お子さん連れで参加される方が多かったように感じて

もしかしたらこんなメチャクチャな絵を描く時間でも
続けることは大切なのかなあ〜なんてね


ただ、それがいつまでもボクである必要も無く
この土地でこんなこと出来る人が育つことが大切だよね


次回で10回めの開催のsing bird
豊かな人材づくりの現場としても
明快な目標を持って良いかもね。


まあ、放っておいてもスバラシイアーティストが育ちそうな予感のあった今回
森を巡るパレードは人を妖怪にもアーティストにもしてくれるなあ〜


でもって、
実は妖怪とアーティストと人間なんてものは
わざわざ線引きすることもなく
生活のあちらこちらで共存していたのだろね


それをコドモは知っている
オトナは忘れてしまっているのだけれど
コドモたちが妖怪に取り憑かれてしまったかのように絵を描く姿に
そんな事実を思い出し
心を解放してゆくんだな

愛しき時sing bird

これはこの土地この場所だけのものではなく
創ろうと思えば
規模の違いさえあれどこでも生まれうる時間

願わくば
東北でこんな時を生むことができるよう
sing bird の発想を手渡してゆけたらなあ〜


立派すぎる価値観なんか必要無くて
美しい表現を重ねて来たハタチそこそこのニイちゃんと妹がやったように
美しい価値観を持って1歩踏み出せば良いよね


そうすれば必ず誰かがついてくる


sing bird
ありがとう
そして
おつかれさま

2012
0513
PEACE!!

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