そして10年、そして

先日はNHKホールへ、
clammbonの「Re-clammbon tour」のライブへ。
実に4年ぶりぐらいだっただろかね?
clammbonのライブ。
メジャーでのデビューが1999年
その時に立ち合った福岡-大阪-名古屋-東京のツアー、
そのファイナルの渋谷クアトロのアンコールの拍手の音、
それから比べたら50倍もの大きさだけど、
そこに込められたハートがとっても似てた。
ボクにとって10年ぶりに再会したクラムボンでした。
そして、それ以上に、
破壊と再生と寄り道とつまずきと破壊と破壊を再構築
そんなことを繰り返して来た、結果的に破壊力200%のサウンド!
その“本気”、素晴らしかったです!
ほ〜〜んと久々、
28年前に初めてRCのライブに行った時と同じ気持ちでアンコールの拍手をしたな〜。
1996年に出会った時から、
この3人のバカタレの魅力は“破壊”だったんだよ。
しかし、
そんなこと感じたのはボクくらいだっただろうし、
なんつーか、時代はそれを彼らに求めてなかったのかな、、
草食な空気感のライブ会場の空気。
それをぶっ壊そうとする3人。
オレは気ぃ使いだからね、
もう息苦しくて、息苦しくて、、
アーティストとは対等でいたいけど、
そんな空気でもなくなってきたから、
一度距離を取らなきゃならなかった。
てか、お互いを失わなければ見えないものもあったんだろな。
そして、本人たちも言ってるように、
10年(実際には13年ちょっと)かけてやっとclammbonになったんだな。
だから、ボクの“13年前の出会い頭”がストンと腑に落ちたんだ。
そこに至まで、特に初期においてのボクの役割ときたら、
その時その時の彼らの翻訳だったり、
彼らに対する社会の翻訳だったり。

ファーストシングルの「はなれ ばなれ」
この仕事が動くまで、
目の前では完璧なディスコミュニケーションが広げられていて、
最後に加わったボクが力技でねじ伏せた仕事。
見た目カワイコちゃんなイメージとは真逆で、
最高に不格好な金字塔だね。
郁子さんもちっともカワイク描いていないし、、
今の彼らの音からしたら
“わかってるヤツ”から「ダサイ」とも言われかねない絵。
ウルセー、そんなん分かってる。
それでも描く必然があった絵だね。
彼らが闘っているのがわかっていたから、
オレも闘った。
しかもclammbonに対してのアンチでもあった。
こんなヘッポコ絵を描かせ仕事にしてくれたのは彼らが初めて。
苦悩の金字塔だね。
この頃はグッズとかも作ったけど、
関わるみんなの熱とは裏腹に、
最後の最後でヘッポコなモノになって出来上がってきて、
世界を破壊したくなったなあ〜。

でもって今に至る音をかき寄せた静かな闘いの4thアルバム「id」
殺意さえ感じたコミュニケーションの中
制作したジャケットのアートワーク。
clammbonは苦悩の中で拾い集めたコトバにならないコトバを
振り回してボクにかかってきたんだな。
それに対してボクは「わからない」を繰り返した。
実は心では「わからない」わけないんだけど、
ボクがコトバで「わからない」ものがデザインとして昇華して、
人の心を動かすわきゃないよ。
でもって、どうしょうないコミュニケーションの先っぽで、
なんとか掴んだコトバを頼りに、
ボクのベストが絞り出された仕事。
これこそ、
こんな絵をボクに描かせたのは彼らが(特にミト)が初めて。
その後復活eliちゃんが同じようにボクに絵を描かせたくらいだね。
そして今のclammbonと先日のPukiRevoのライブ、
その熱く激しい手触りが似てたこと。
10年のお互いの闘いの後再会したclammbon。
その再会のキッカケが、
ううじんであり、
忌野清志郎さんであったこと、
ボクの本質にも出会えたようなLIVEであったよ。
そして、
今度こそ同じ目線でコミュニケーションを重ね、
スゴいもの創ってみたいと思ったよ。
郁子さんのコトバ
バンドは9割はシンドイことばかり。
しかし1割のヨロコビがあるから続けられる。
オレも一緒だよ。
てか、ナニか創るってことはそんなだよな。
10年のお互いの成長をウレシく思って、
やっぱアンコールの拍手はヤメられなかった。
LIVEが終わり、
久々に顔をあわせ、
そのヨロコビ以上に交わした言葉
「次の10年が楽しみだね」
peace!!


ああ〜。
私も10年前を境にものすごーく居心地の悪さを感じていて。
あの99年のクアトロ以降、イライラしてたのです。
じゃあ、お前のこの10年はどうなんだ、と言われると非常に苦しいものがありますが。
私の場合は自分以外の家族という小さな社会に振り回される10年だった、
というところで、世の中から隔離されておりました。
もう世の中には出られないような気がしています。
>monicaさん。
ヘンテコな世の中になってしまっているね。
色んなことに決着をつけぬまま、
色んなことが幼児化してしまっている。
破壊の季節です。今。