大阪池田Largoでのワークショップ


5月11日12日は個展「東日本」開催中の
大阪池田のギャラリーLargo主宰で
ボクの「だれでも絵が描けるワークショップ」

先頭にアップした写真は11日の夜生まれ
「40年ぶりくらいに絵を描いた」と言ってたご婦人の作品

カワイイです


11日は「オトナワークショップ」と題して
Largoと共に営まれていれカフェ“ミナツキ”の店内で
店主さんご一家の満天のホスピタリティーに守られて開催

はじまる前の時間から和気あいあいな空気になるのは
大阪ならではのいつもの風景

1人ヒトリがキャラを演じられてしまう知恵を持っているのが
商都大阪ならではの街の力だと思うのだけど

それを一旦解体

ごくパーソナルで小さなストーリーから
新鮮な個性の花を咲かせる作業

表現のキャリアのごく早い段階で
「うちのやり方」を見つける方が多いなあと感じる大阪

そんな頑さと共に
いつでも表現のヨロコビの出発点に戻り
まわりの見渡せるようなシナヤカさを身につけたら

大阪の(関西の)「ええもん知ってる」という
もともとのスペックの高さがもって生きてくるんだと思います


この日は3月11日から26ヶ月目の11日

こんなワークショップに参加されるみなさんですから
3月11日以降のことに対しての意識も高く

さらに
こうやってみんなで手を動かし絵を描けたことで
ココロの秘めていた思いのフタも外れたんだろうね

ワークショップ終了後時間を大きくオーバーしても
真摯な会話の時を持てたこと
レシいことだったな〜

そう、
ぼくたちは「風化」などというコトバは持ち合わせていないよね!

お集りの愛しきみなさん
ありがとう

しかし良くしゃべった!
脳みそ酸欠 喉はガラガラだ、、
疲れたー、寝るぞ〜

っと、もう朝だ

12日は午前10時と13時の2回の「親子ワークショップ」

ギャラリーの上の3階のスペースを利用して
15名ちょっとの人を相手に格闘!


色んな土地でワークショップやってきたけど
大阪のコドモたちは感情表現が豊かだなあ〜

てことは
ワークショップスタート時点でギャン泣きする子も多くて
それで恐縮してしまう とーさんかーさんもおられるのだけど
そこでボクの腰が引けてしまっては何も生まれない

いかにバカオジサンになり切り
コドモたちの目線まで自分を落とせるか

そこで見える荒野にむかって背徳の線1本をグイッと引けば
コドモたちのスイッチは簡単に入るよね


いやいや
それでもスローペースなコドモもいるわけで
そんな1人ヒトリを見分けて
その時やれるベストを見つけてあげて
根性持って見守ってあげる

これと同じことを
親御さんに対しても行い
みんなで自由の現場を創造する
そんな足場作りこそがボクの仕事

みんなボクを踏んづけていってくれよ〜!

で、
もう午後の部だあ〜

大阪のコドモたち
やっぱ一筋縄ではゆかぬヤツらばかり!

でもって
とーさんかーさんも意識の高い人が多くて

ボクの作業は
ワークショップの空間一杯に詰まったみなさんの「思い」を掻き分け
コドモたちが1人分のウデを振り切る空間を作ってあげること


絵って「絵心」みたいなもので描かれる部分もあるんだろうけど
実はカラダがウレシい行為だったりもするんだよね

生きている中のある日
絞り出したいだけの絵の具を絞って
筆にべったべたつけて
ウデをグイングイン振り回して絵を描いた

そんな記憶は
その後なにかでココロが行き詰まった際
帰ってゆくことの出来る場所になってくれるはず


とーさんかーさんも
この日生まれた思いがけない美しさを大切に
コドモに対して生活の中でちっとでもこんなチャンスを与えられたらいいよね!


コドモの奔放と親の思惑が交差し破壊しあい
そんな荒野に咲く花は力強くも無垢な美しさに溢れていましたね!


みんなまた会おう!


2013
0511
0512
PEACE!!

しかし
つかれた〜〜

この直後
この現場でしばらく寝てしまったけど
池田の街の風と光とざわめきとが交差した空間に在り
下の階からは畠山美由紀さんが故郷気仙沼を語った
「我が美しき故郷」の朗読が聴こえてきて
それは実に清々しくも特別ななことだなあ〜と
ボクこそが帰るべき場所を得たように思いました

Largoさん
ありがとさん

コメント / トラックバック 4 件

  1. 見上 まゆみ より:

    うわ~ めっちゃいい写真、アップありがとうございます!!

  2. 小池アミイゴ より:

    >見上 まゆみさん。
    参加者がめっちゃいいからっす!
    ご参加ありがとー!!

  3. 古城 ヨシエ より:

    絵を見せていただきました。とてもきれいでした。

    ワークショップは楽しかったです。童心にかえることができました。
    私の塗らせていただいた絵も、ブログに乗せていただきありがとうございます。
    うれしいです! 今後のご活躍をお祈りしています。

  4. 小池アミイゴ より:

    >古城 ヨシエさん。
    コメントありがとうございます。
    パソコンがぶっ壊れて返信遅くなりすみません、、

    ワークショップに参加され童心にかえったこと
    楽しんで頂けてうれしいです。

    思うに、
    「童心」とは心の中にたくさん並んでいる抽き出しの中にいくつかに
    鍵をかけて押し込まれているだけなんだと思います。

    ボクがやったことは、その鍵をぶっ壊すこと。

    そこから出てきたものは古城さんそのものの姿ではなかったでしょうか?

    だからって、ボクたちはしっかりオトナなわけで、
    そうやって生きてゆければ、世界はもっと楽しくなるなあ〜と思っています。

    そんなわけで、
    また一緒に絵を描ける時があればいいですね!

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