19ヶ月め


2011年3月11日から19回めの11日

19ヶ月

1年7ヶ月

この曖昧なイメージの数字に
震災の記憶や復興途上の現実のイメージまで曖昧になってしまわぬか?
そんな心配。

ならばあの日から何日めだろうかと数えてみたら
580日めでした。

580回の夜
580回の朝

580。
うーん、
やはりイメージは曖昧さを加速させているなあ〜

そして、
「580日分の怒りや痛み、苦しみや憤り」
そんな想像は出来るけど、

「580日分のヨロコビやシアワセ」
こんな想像が難しい。

それが今の日本なんだろね。

想像出来ないのであれば、
どんなささやかなものでもいいから、
自分なのりのヨロコビやシアワセを創造しなくちゃだ。
そう思う580日後のボクです。

「自分なり」だから
人とぶつかることもある。

しかし、ぶつかり擦れ合った場所には熱が生まれるよね。

その熱を未来を創るためのエネルギーに変えてゆくために、
我を通すのか、聞く耳を持つのか、
日々のコミュニケーション1コ1コが試されてる今。

580日はそんなコミュニケーションの積み重ねであった。

そう言えたら良かったけど、
どうやらそうじゃないみたいで、
社会の多くの大切なコトが「なし崩し的」に通されてしまっている現実を前に、
自然災害は恐ろしいけど、人間はさらに恐ろしい!なんて思ってしまうよ。

でも、その無常観に呑まれてボクたちがコミュニケートをヤメてしまったら負けだよね。

580回の夜や朝に想像が追いつかなければ、
やはりボクたちはコミュニケートし続けるしかない。

コメント / トラックバック 2 件

  1. サラ より:

    アミイゴさん、その通りですね。
    私は、週3位 被災地 宮古市に行きます。
    街は、手付かずですが、人々の中には、希望が生まれ、
    個々に 自宅を建てられています。
    心配なのは、高台移転の実現が4〜5年先で待っている方や、
    仮設住宅から引っ越される知り合いが多くなった時に
    取り残されたような気持ちになり、高齢者の孤独感です。
    皆さんで声をかけたり、その皆さんを優先した住宅アパートの建設を
    願っています。
    いつも、ありがとうございます。

  2. 小池アミイゴ より:

    >サラさん。
    ご丁寧な報告、ありがとうございます。
    ボクたちはこうして言葉を交わすことでしか手に出来ないものがありますね。
    宮古は今年の冬に足を運び、その美しさに心奪われた場所。
    津波に呑まれ、苦しい立場ばかりの人ばかりであることを知っても、
    その土地の美しさが否定されることは無いのだと、
    それを知ることは、生きるエネルギーに変えられるように感じました。

    今も大変な方々ばかりであるはずですが、
    ボクたちが豊かなコミュニケーションを諦めないことで、
    いつか大変な立場にある方に救いをイメージしてもらえることも
    生まれると信じております。

    どうぞこれからもそんなご縁をよろしくお願いいたします!

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