本・つながる・純情


8月13日は西麻布のRainyDay bookstore & cafe
本・つながる・未来 Vol.9
「共鳴」金子飛鳥(ヴァイオリン・ヴォイス) × 山田せつ子(パフォーマンス)

写真は公演後のトークショーの模様ですが、
45分間行われたヴァイオリンとダンスとの公演は
一瞬一瞬が音とカラダとの会話の積み重ね

やっていることは一見アバンギャルド
しかし、
それぞれの分野で「孤高」を貫き通したお2人だからこその、
純情ほとばしる少女のような感性が花開いたチャーミングな時だったはず

そこに音響や舞台創りで参加したボクも
2人の女性の会話にお邪魔させてもらい
終始語り合い
途中なんども「ふふ」なんて吹き出しもしながら
2人の純情を増幅させたDUBセッション
とても、とても楽しい45分間でした。


この日に至るまで
1度リハーサルで顔合わせ

なんどもコトバを交わしてきた金子飛鳥さんだけでなく
初対面だった山田せつ子さんからも
3月11日以降の表現することの苦悩を聞かせてもらい
ボクの考えも求められ

それは決して結論には至らないのだけれども
1つの表現を極めてこられた方との親密な会話は
ボクの考えを整理する上での大いなるキッカケを頂けたようです

「1つ」を極めてこられた方でさえ
未だに混乱の中にある3月11日という経験

ボクらは当たり前に混乱していていいんじゃないかな?
なんてね

混乱しているから
親密な会話の時をもっと必要とすればいいだろうな
なんてね

弱く小さな存在である1人ヒトリのコトバが
掻き消されてしまわぬようにしてゆかねばだな
なんてね

バイオリンとダンスによる小さな公演から
小さいけれど、しなやかに力強い勇気をもらったように思うよ


で、
「被災者の多くが漁業関係の人だったはずで、そんな方に見てもらえることはやってこなかった」 
みたいなことを語っていた山田せつ子さん。

しかし、ボクはこう思うのだ。

漁業という1つの分野に長年携わってこられた方であれば、
そこには人ヒトリ分の哲学が育っているはずで、
ダンスを積み重ねてきた人のパフォーマンスと
共鳴するマインドは必ずあるはず。

今はまだ難しくても
そんな共鳴を沢山生める社会でありたいし、
そうしてゆかなくっちゃだね!

飛鳥さん、せつ子さん、RainyDayの林下さん
こんなチャンスをありがとう!

ところで、
オキナワのワークショップで生まれたトリちゃん

この日から働いてもらうことに

まずはRainyDayを皮切りに
日本各所を旅させて
出会った人の「言いたいこと」集めてこさせようと思います

詳細は後ほど〜

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