キタナいはキレイなのだ!


2月15日16日と山口県の2つの保育園でワークショップ
コドモたちと一緒にガツント腕を振り切ってまいりました


初日は下松(くだまつ)市の“あいりん幼児学園”へ

ひらたの年長さん20名と
近所の保育園“ひらた保育園”の年長さん24名との合同企画


それぞれの保育園を1チームとして
5mの布2本に黒のマーカーで線画

普段から音楽のイベントなどを重ねている保育園で
コドモたちも場慣れしてる感じなのかな?
みんなとっても素直ないい子ばかり

それが
ボクがきっかけになる魔法の絵を描いたら
あとはみんな勝手に心のアクセル踏み込みグイグイ大暴走!

さらに魔法をかけて
心のブレーキぶっ壊したりギアチェンジをしてあげたり

みんな画面に集中していて
写真を撮っても誰が誰だかわからんね〜

でもって
アッと言う間に5mビッシリの絵の出来上がり!

では色を塗ろう!


自分が塗りたい大好きな色と
隣りで塗られるワケの分からぬ色とのコラボレーション

途中で“ひらた”と“あいりん”を入れ替えさらに着彩

それぞれの絵の色に出会って「きたなーい!」と叫ぶ子多し

ならば自分が思うキレイな色にぬればいいじゃん
みたいな

しかし、そう簡単に上手く行くはずもなく
もはや“作画”ではなく無責任な“色水遊び”

その無責任さが
なぜか「キタナイ」を「キレイ」に変えるから
面白いんだよね〜

そして
絵を描くことは心の問題であるとともに
それと同じだけ身体の問題でもるな〜と
心も身体も「たのしい!」と言っている絵っていいね!

そんなことも確認することの出来たワークショップ
終了!

みんな、たのしかったねー!

2つの保育園の先生のみなさん
お世話になりました〜!

それにしても
ウエルカムボードに描かれたボクの似顔絵
そっくりだよ〜〜〜〜〜

ありがとー!!

そして次の日は山口市湯田温泉の“ゆだ保育所”へ

年少さん、年中さん、年長さん、
合わせて120名くらいのコドモたちと格闘!

この日は描き終えた絵をステージ代わりに
baobabのライブもあります

「こういった試みは初めて」との ゆだ保育所

ダイジョウブ
ボクもコドモたちに出会うことで
ハジメてナニが出来るのか判断するのです

でもって
この日は年長さんと年中さんでそれぞれ1つの絵を描き始めようと

ちょっとみんなの戸惑いも感じたので
テーマをわかりやすく「森」にして
きっかけになる樹を1本描いてみたら
スイッチ オン


年中さんがある程度描いたところで
年少さんと交代したり


年長さんと年中さんをシャッフルしたり

先生たちも熱心に指導をしてくれてとても助かるのだけど
指導の後にブレーキを踏まないよう
逆にアクセル踏み込めるくらいのコトバをかけてやったり

そういったギアチェンジの瞬間を上手く見極められる限り
コドモたちの自由は加速するね!


もはや「何色」って名前で言えないような色の洪水

やっぱりコドモから「きたいなーい!」てコトバも上がるけど

じゃあ「キレイ」てなんだろうね?

「あか」「しろ」「きいろ」「みどり」「あお」てコトバで
楽しさやキレイさを説明され過ぎてないかな?

この世界にはわけのわからぬ色があること
オトナが忘れてしまったり
この世に無いものとしてしまっていないだろかね?


ボクのワークショップは
「上手く絵が描けるワークショップ」ではなく
心のブレーキぶっ壊して「エイッ!」て手を動かすことで、
何かが生まれることに気がつくワークショップ

こんなことをコドモの時にやった記憶がちょっとでもあれば
オトナになった後のある日
心の底から元気を沸き出す力に変わると思うぜ!

そして
絵を描き心を開き切った後
みんなで創った森に囲まれてbaobab LIVE

いや〜〜〜
こんなスゴいLIVE
はじめてだ〜〜!!
baobab@yuda
(↑動画、見れるかな?)

ほんとのLIVEだね!
音が全身で楽しいね〜!
オレは全身筋肉痛〜〜


みんなー
楽しかったね〜!
ありがとー

先生のみなさん、おつかれさま〜〜!!
PEACE!!


ワークショップ終了後
園長先生とお話をさせてもらったけど

こういう試みをやる意味を
あらためて確認させてもらえたような

ワサワサとした時間の中
コドモたち1人ヒトリに向き合うまでのことは出来なかったけど
まずはコドモたち全員まとめて投げ飛ばし
しかし、結局ボクが投げ返されたような

ともかくその混沌の中に
ちょっとでも「楽しい」を見つけてもらえたらだね!

そして
今回この企画を情熱を持って実現してくれた
湯田温泉でOrgan’s Melodyというライブハウスを主催するeizoさん

山口滞在中に
山口という土地でこんなイベントをやる意味や
その大変さや
音楽をめぐる話から表現の本質に至るまで
たっぷりお話し出来たこと

こんなことこそボクの財産であるな〜

そんなこんなは別の機会にコトバにしてみるとして

ともかく
ご家族ご一同様共々
おつかれさま!
そして、
どうもありがとうございました!!

コメント / トラックバック 4 件

  1. ももこ より:

    『たのしみに まってたよ』かあ〜、素敵なおみやげ。
    悲しいわけじゃないのに
    うるっときたこれ。

  2. サラ より:

    子供達の楽しさや真剣さが伝わってきました。
    素敵なワークショップです。どんどんその輪を広がるといいな。
    アミイゴさんも、子供達の元気をもらいましたね。

  3. 小池アミイゴ より:

    >ももこさん。
    どちらの保育園も、先生がコドモに対して何か押し付けるでなく、
    しかし「たのしい」が待ってるということ、
    コドモたちと本気で楽しんでこの日を迎えてくれました。
    そんなコドモたちに向って出来ることは、
    心を素っ裸にしてぶつかってゆくことだけでしたね。

  4. 小池アミイゴ より:

    >サラさん。
    コドモたちは、真剣とイイカゲンが紙一重なのが素晴らしいと思いました。
    イイカゲンは作品にも心にもシナヤカさを生んでくれます。
    で、それで失敗しても、次のチャンスを創造して上げるのが、
    ボクたちの仕事なんだと思います。

    ちなみに、
    コドモたちからは元気はもらえず、
    体力のスベテを持って行かれました〜〜、、

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