甘露な Localite 御礼


ちょっと遅くなってしまいましたが
吉祥寺Localiteでのイラストレーション原画展「甘露なごほうび」
足を運んで頂きありがとうございました。

今回はDM制作が遅れ
けっきょく数枚を郵送しただけで初日を迎えてしまいました。

それでも会期を通して想像以上に多くの方に足を運んで頂けたのは、
大阪と吉祥寺で渾身の珈琲を提供し続けてきたLocaliteさんへの
お客様のリスペクトの大きさが
新しく生まれたLocaliteという場所への期待に変わった賜物であると思います。

今回この場所のオープニング企画としてお声かけ頂き、
多くの方に展覧会情報を手渡しされ、
会期の間中も細部にわたって支え続けて下さったLocalieさん、
ありがとうございました。

また、
吉祥寺には、今年の春にお世話になった“にじ画廊”以外にも、
数々の有名なギャラリーが点在していて、
独自のキュレーションで展覧会を企画していることがあり、
ギャラリー巡りの流れで足を運んで下さる方が多く、
その中には編集者やデザイナーの方も少なからずいて、
今まで以上に、吉祥寺で展覧会を開く意味が
高まっているように感じました。

そして何より、
土日の吉祥寺の街の賑わい!!
フリーで3Fにあるギャラリーに入って来られる方、
とても多かったです。

編集に関わる人の後に
お子さん連れがドドッと入ってきたりしてね、
そういうのがタノシカッタ!

ギャラリーとしての凛とした空気とcafeの緩やかさを持ち合わせた場所。
特に若い方にはチャレンジし甲斐のあるギャラリーなんじゃないかな?
吉祥寺のLocalite

で、
今回の展示方法に関してちょっと。

Localiteは「仕事を伝える場所」にしてゆきたいとのことで、
“雑誌連載”という仕事を伝えてみようと思いました。

そんな中で、
以前大阪にロカリテがあった時、
1点だけ絵を飾らせてもらったことがあるのだけど、
ロカリテのAi さんが「絵は色が重なった部分を見る」
みたいなことを言われいて

ならば、
1枚の絵が生まれるまでに費やした
コミュニケーションの重なりを見てもらおうと、

・編集者とFAX でやり取りしたイラストレーションのラフスケッチ
・イラストレーションの原画
・原画にかけられたトレーシングペーパーの指示書
・実際に掲載されたページ
・雑誌掲載後2冊にまとめられた単行本
・この連載のイラストレーション担当に名前のあがるきっかけになった
 2つ仕事の原画

そんなものをほぼ時系列で同じ壁面にレイアウトしてみました

実際に当時の担当の編集者さんが足を運んでくれ
「なつかしい〜!」とヨロコンデ頂けたり。

メールでのコミュニケーションが当たり前の今、
編集やデザイン、イラストレーションに関わる方にとって、
仕事の面白さを再確認する展示になったと思います。

ボクにとっては、
10年前に始まり6年前に終わった仕事を再確認出来たことで、
次の仕事に向かうハードルを高く修正するチャンスになりました。

ともかく会期中「ヘタクソ〜、、」とつぶやきまくっていたからね、、

でもって、
ちょっとサプライズ

偶然入ってきた男の子と話しているうちに
じゃー1曲唄ってみたら

とか

Localiteが特設アリーナに変身
熱烈なファンを目の前にバロンくんが唄ったり

なんだろね、
わざわざLIVEなんてコトバを使うまでもなく
LIVEがそこにある

それが吉祥寺あり
Localiteであるなあ〜

いつかまた
今度は違うカタチで
この場所と格闘したく思いました

ありがとう


チャリティーへのご理解ご協力もありがとうございました

展覧会の清算が終わり次第
チャリティーのご報告をさせてもらいますので
いましばらくお待ちくださいませ。

コメント / トラックバック 3 件

  1. arakawa より:

    こういう場所、自分の地元にも欲しいのですよね♪
    でも、現実はなかなか厳しく・・・。でも、だからこそ求める価値は高いのだ、と。ピース!!

  2. 小池アミイゴ より:

    >arakawaさん。
    そうですね〜。ボクは日本の地方文化が大好きで、色んな土地を巡ってきましたが、大きな美術館はあるけれど、小さなギャラリーが少ないなあ〜と。展示出来るスペースはあるのだけれど、はじめから色が着いてしまっている場合が多く、それは場所を創り提供する側とそこを使う側、両方の意識の問題であるように思います。それはほんと小さなスペースで良いはずなんだけど、難しいのかなあ。

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