荒野の1週間前(8)


2月16日から始まった怒濤の荒野
*詳細ページ↓
http://www.yakuin-records.com/amigos/?page_id=3114

昨晩のテノヒラとeli のライブで
もはやスベテを絞り切ってしまったボクですが
それでも紹介します

2月23日(火)に出演は
ルンヒャン&ハ・ミョンス

まだ出会いからの時が浅いお2人ですが
青山のCAYという場所で会いたいと思った音楽

ルンヒャンは筑豊出身の在日コリアン3世

ボクが出会ってきた数多の唄うたいの中で
もっとも“情”を感じる唄を届けてくれます

世の中真っ暗闇な時代にあって
その閉塞感を打ち破るような
カラリと晴れ渡った音楽が必要なんだけど

それと同時に
ヒトリの孤独が帰って来る場所としての唄も必要で

彼女の表現はそんな両面を併せ持った故郷な唄

悲しい恋の果てを唄っても
痛い気持ちを投げかけても
その唄に出会った人は笑顔でいられる

そしてそれを裏付けるシッカリとした作曲や演奏のスキル

いつまでもそんな表現を続けていってもらいたいな〜

出会って日が浅いと言いつつも願ってしまうんだな
ルンヒャンの音楽

そして
彼女の唄に風景を与えるハ・ミョンスさんのソヘグムの演奏

ソヘグムとは4弦の楽器で
ヴァイオリンのようであり
その演奏スタイルは胡弓のようであり
何よりも韓民族の心に寄り添うような音色がスバラしい楽器です

青山のCAYは
ワールドミュージックと言われたジャンルの音楽を
それこそ世界中から呼び寄せ紹介してきた場所で
ボクはここで出会う音楽で世界への扉を開いていけたはず

それから20年以上たった東京で
世界を感じさえるホンモノの音の景色に出会えたこと
ウレシくてしょうがなくて
ならばやはりCAYで鳴ってほしいと願ったのです

そんなお2人が
ボクの生まれ育った街のことを唄ってくれています
http://rung-hyang.jp/movie02.html

その昔国鉄の足尾線と呼んでいた鉄道が
今は“わたらせ渓谷鐵道”と名前を変えて
美しい山間の景色の中
青色吐息で走り続けています

ボクが通っていた高校のある街の桐生駅から
栃木県の足尾へ向かう鉄道

ヤンキーばかりが乗っていた記憶の列車だけど
足尾という鉱山だった土地に向かう景色を
筑豊という炭坑の街からやってきたルンヒャンが
実に切なく美しく描いてくれています

そんなわけで
2月23日は群馬県民及び栃木県民は絶対参加
福岡の方も是非に!

ルンヒャン&ハ・ミョンスという
情け深い人柄に出会ってください。

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