柴田元幸さんの朗読会
先日は青山のSWITCHの出版社地下にあるcafe “rainy day”で
翻訳家の柴田元幸さんが
ポールオースターの作品が朗読するイベントへ
ポールオースターがアメリカ昔のコメディアン
“ローレル&ハーディー”の死を描いた
漫才の掛け合いのような可笑しい戯曲を
柴田さんが50分をかけて身振り手振りも交え落語のような朗読
言葉、ことば、コトバの面白さを堪能
その後やはり朗読された
ポールオースターの「なぜ書くのか」についてのコラム
それはモノを創る行為の本質を突くコトバに溢れていて
これからのボクの制作の確信を後押ししてくれたように思います
久々に文科系な静けさに支配されたイベントでしたが
いつもの唄の時間よりずっと音楽を感じた面白さ
東大の教授であっても
ちっとも権威を感じさせない飄々とした柴田さんの生き方
そのものが音楽のようであり
出会い、心を動かされ、翻訳された作品がまた
音楽そのもののようなコトバの面白さに支配されているからこそ
こんなイベントが成立するんだろうね
柴田さんに関わるイラストレーションの仕事は
随分させて頂いているのだけれど
もっと描きたいね〜!
そんな飄々としたコトバたちに見送られるようにして明くる日
1月23日の土曜日の朝
関東で一番ツマラナイ街へ
シミッタレタ旅をしてみました
そんな旅の話は後ほど〜!
まさに、落語のようでしたね!
柴田さんの朗読を聞いていると、言葉が動き出して、踊ったり、音を奏でたりするのが感じられます。天才ですね。
翻訳しているときもそういう瞬間があるそうで、翻訳家であり、音楽家だな〜と思いました。
そしてポール・オースターの「書くことについて」の朗読、オースターの言葉、思い出すたびに涙が滲みます。
背表紙の声で、手に取ったオースターの「幽霊たち」ですが、ものすごく大きな出会いとなりました。
柴田さんに本の声が聞こえるかどうか?尋ねたことがありますが、レベッカ・ブラウンの出会いがそうだったようで、とてもうれしく思いました。
>ki-machanさん。
そしてボクたちはエピローグからの旅に出てみました。
うん、
答えはとっくに知っていた。
ただ生きて創ることのみが
生きることなんだ。