曽我部恵一BAND


曽我部恵一BANDの3枚めのアルバム「曽我部恵一BAND

すべての表現者に「3.11以降」が求められてきた荒野を
3.11以前と以降とが連結された満員電車が
「今」を叫びながら駆け抜けてゆく

息苦しいほどの「なう」を詰め込んだ曽我部恵一BANDは
世界のつまらぬ価値観との「絆」を断ち切り
BANDメンバー1人ヒトリの孤独から沸き立つ衝動を放り込むことで
息苦しささえ生きる力に変えてしまった

昨年の4月に届けられた曽我部さんの「PINK」というアルバムは
巨大津波でも流されることなかったものの1つ

それを頼りにLIVEに通い
一度はLIVEを共に創り
そのことは
今ボクが必要としている美しさを削り出す作業の
確かな裏付けになってくれた

そして今年の4月に届けられた
「曽我部恵一BAND」という名前の表現の衝動の記録は
「東日本」で生活するボクのちょっと前をシャカリキになって駆け巡り
ボクの次の創造のモーターに強烈な電圧を送りつけてくれるものだ

2011年3月11日
ボクたちは言葉にならない悲劇を共有した仲間だ
しかし
2011年3月11日以前も以後も
ボクたちは津波にさらわれるような不条理にさらされ続けてきた仲間であり
北国では生活保護の受給もままならぬ仲の良い姉妹が命を落とす

あえて3月11日で語らなくても良いアルバムだけど
どうしようもなくそのことを考えてしまうアルバム

熱いモノ届いた!

アルバムの最後の曲「満員電車は走る」
LIVEで浴びていた時は
憤りとそれをはね除けようとする激しさに
心を揺すぶられたのだけど

アルバムで出会うこの優しさはなんだろう

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