古謝美佐「沖縄のこころのうた〜うみの唄会」

ボクの帰る場所として毎年出会うようにしている古謝美佐子さんの唄。
今年は「沖縄のこころのうた〜うみの唄会」として、
江東区文化センターでたっぷり浴びてきました。
この世の唄の理想を、それはそれはの自然体で追求されている古謝さん。
今回は沖縄の大切な産業の1つ“製塩”と唄がくっついた企画。
新曲「ぬち・うた・まーす」は、
古謝さんも愛用する塩「ぬちまーす」の唄。
“まーす”は沖縄のコトバで“塩”
“ぬち”は“命”です

7色用意されたキンチャクに入ったCD、
ボクは海色を選んで買うと、

2種類の塩が付いてきました。
それはもちろん製塩会社の“宣伝”という意味があり、
沖縄の大切な産業である“観光”のためでもあるのだけれど、
「CDが売れない」とか「音楽家が生きてゆく糧がみつからない」とかの
時代にあって、
生活の基盤になる土地、この場合は沖縄だけど、
その大切な地場産業と宝物のような唄者とが結びつき、
1つの唄を生む試み。
こんな試み、
これからもっと地方から生まれて来て良いアクションだと思いました。
しかしまあ、そんな“プロジェクト”的な話も、
古謝さんの唄の豊かな海に溶けてしまいますね。
塩にちなんで奄美から八重山まで、
海にまつわる唄を一気に。
海の民がどんな哀愁を抱えて生活していたのか、
心にフウッと浮かんできます。
日本の子守唄を4曲続けてとか。
クゥ〜っと睡魔が迫ってきて気持ちよいね〜。
「足の裏から唄が入ってくるようだ」とは同行の人のコトバ。
ボクは唄に腹が反応して、
間の手を入れるように「グゥ~」とか鳴くのが楽しくてね。
戦争の愚かさや基地と共に生きること、
家族のあり方、人の情け。
そんな大きなテーマを小さなヒトリとして表現。
無力を知るからこそ、その闘い方を美しさへ昇華。
唄者として負う責任に対する向き合い方、
尋常じゃ無くカッコいいです。
ボクはその昔に忌野清志郎という人の唄に出会って、
古謝美佐子さんの唄にも当たり前に出会ったと思います。
今週末から沖縄。
沖縄の方々にとってとてつもなく大切な時期に、
3年連続でコドモたちと向き合う時間を得ることが出来ます。
古謝さんが続けてこられた表現の重さ、
その何割かでもボクの全力で発揮してこようと思いました。
ところで、
古謝さんとパートナーの佐原さんとの会話にも出て来た“琉神マブヤー”
沖縄から奪われた“ウチナー”を取り戻すヒーローだそうです。
最終回、古謝さんもチラリ出演されていました!
改めて古謝さんのステージ。
これは別のライブでの映像だけど、
今回のライブでも、
唄があって、踊りがあって、演技があって、獅子まで出てくる。
最後はカチャーシーでみんな踊って大団円。
そこまでやって「癒し」なんだなあ〜。
