28ヶ月め

28ヶ月めの311小
2011年311日から28回めの11日
2年4ヶ月
853日めの14時46分を迎えます。

先日、梅雨明けの猛暑の中
群馬から関越自動車道で東京に移動、
練馬のインターをおりたところの道路工事の現場で、
かなりの高齢に見えるジイさんが
フライパンの中のようなアスファルトの熱気の中、
フラフラぶっ倒れそうにしながら旗を振っているのを見ました。

「景気回復傾向」とニュースで言われたボクらの世界は
こんなジイさんの力で成り立ってるんだなあ〜。
そしてボクも、普段は冷房の効いた部屋の中で絵を描いてはいるけれど、
同じアスファルトの上に立っているんだってこと、
そして、この風景はそのまま被災地と呼ばれる地域とも、
西や南の地域とも、地続きであるんだなあ〜と、
痛烈な痛みと共に確認しました。

今月は10日後に参議院議員選挙がありますね。

ボクの一票は
今から2年4ヶ月前の夜の暗がりで感じたことを基準に、
上から目線なコトバや、必要以上に大きな声に惑わされることなく、
ともかく静かな気持ちでヒトリのコトバに耳を澄ませ、
身の回りの愛しき人々や、街ですれ違う人の作る掛け替えの無い風景との
心で交わす会話をカタチに出来たらと考えています。

今は「だれに入れたらよいか?」「わからない」
そんな方ばかりのはずですが、
まずは身近な方とひと言ふた言でも
会話をつくれたらいいですね。

2人とか3人とかの間での問題も本来は「政」であり、
それはそのまま国会につながっていることです。

ボクたちは選挙で偉い人が誰なのかを決めるのではなく、
自分の歩むべき方向を定めるのに利用出来たらですね。

その先、すすむべき道を切り開いてゆくのは、
心を交わせた人との、
大変だけど生き甲斐のある仕事であるはず。
もしくは、あるべき。

1票の力って
強い力に向き合った時は真っ黒な姿を現し、
しかしそうで無いなんでもない時には
柔らかく日常に寄り添う影のようなもの。

主役はいつだってアスファルトの上に立つ1人ひとり

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