17ヶ月め


今日は2011年3月11日から17ヶ月め

今年の夏も猛暑というコトバと共に始まりましたね。

太陽の光は我々に多くの恵みを与えてくれますが、
同時に真っ黒な影も作り出すものです。

恵みの太陽が熱中症を引き起こし、
電力需要を加速させる。

そんな事態を身近に感じながら、
こんなことを考えてみました。

67年前の日本は
人類にとって素晴らしいはずの技術「原子力の光」により
人類が見た中で最も真っ黒な影を
広島と長崎に作らされてしまいましたね。

たとえば、
素晴らしい技術はボクたちに“文化的な生活”を与えてくれるけれど、
そこから溢れてしまう人も作ってしまった。

もしくは、
それによって生まれ育った土地を追われてしまう人を作ってしまった。

とか、

素晴らしい考えは多くの人のココロをとらえたけれど、
ヒトリの小さな叫びをかきけしてしまった。

とか、

これは特にネットで展開される
持論を振りかざした上での「白か黒か」論戦に感じることで、

しかし、
街に出てヒトリに出会い、丁寧にコトバを交わしてゆくと、
その考えのほとんどは白と黒の間にあり、
そのグレーゾーンをコトバで言い表せない色彩で
美しく塗り上げたいのだと気付くのです。

ボクは絵を描くことを生業とし、
音楽をはじめ多くの表現者とおつき合いをしています。

そんな表現者も「白か黒か」で苦しんでしまっているのに出会います。

そんな時は、まずは誰でもいいから相手を捜し、
じっくりコトバを交わすべきだと思います。

そうすれば、それまで積み重ねて来た表現が活きる現場を
必ず見つけられるはずです。

個人的に、
震災以降コトバを交わす仲間を持ちました。

慌てず焦らず1年ほどをかけて考えを交換してゆき、
どうにかボクたちなりの3月11日以降の世界を
美しく塗り上げるためのアクションを創れそうです。

それはとても小さなアクションですが、
じっくり続けることに意味のありそうなこと。

ともかく、ちょっとのことじゃヘコタレナイ
生きる力を取り返し育ててゆくようなことやってこうと思います。

そのためにも
光と影の間を目を細め見つめ
コトバにならぬ色を見つけてゆかなくちゃだ。

2011
0811
PEACE!!

ロンドンオリンピックでの
日本代表の団体競技での活躍
3月11日の経験を無駄にしないぞ!ていう
心意気を感じますね!

 

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