気仙沼と笹塚の今

5月27日の日曜日は笹塚にあるボウリング場“笹塚ボウル”でイベント
SASABO RHYTHM extra 「わたしたちが今、出来る事 vol.6 ~気仙沼のいま~」
笹塚にある酒屋“升本屋”のニイさん梅田さんの気仙沼に対する思いが
笹塚に暮す人たちに手渡され生まれた日曜日の美しい景色
それは東京に在る笹塚町に
地方都市としてのローカルな良心を生み出した時でもありました
そして
新宿から私鉄で5分の町は
心の中でも“被災地”気仙沼と地続きなんだと確認出来た時でもありました

ボクはこの日LIVEのポートオブノーツの音響を担当
併せて
去年7月に青山CAYで行ったボクのドローイングとのコラボを発展再現
気仙沼出身の畠山美由紀さんの「わが美しき故郷よ」という詩に突き動かされ
去年6月22日に気仙沼に足を運び描いたドローイングに加え
3月にワークショップで再訪した際に描いたドローイング
合わせて150枚で構成したスライドショーを準備
LIVEの現場でのポートオブノーツとの作業は
一瞬一瞬がクリエイティブな緊張感に溢れたものです
この日のリハもお互いの意見を密に交換しながらなんとか「笹塚ボウルの音」を完成
唄に合わせてスライドを流してみたら
みんなして泣いてしまった
これはLIVEであると共に
MAKE LOVEでもあるのだ

ミニスカートの女コたち
着物着た姐さんがた
フリマを巡ってきたようなグループ
気仙沼出身の人々
クラブですれ違うようなニイちゃんたち
小さなコドモからジイちゃんバアちゃんまで
笹塚で暮らす人々
ボウリング場をクラブにみたてて積み重ねてきたイベントが
主催者の気仙沼に対する想いの昇華した果てに
街の解放区へと成長
ボウリング場で
ヒトリの人間の想いに触れ
静けささえも共有して
だからこそ唄もDJも音楽もHipに弾け
ポートオブノーツのLIVEは
その唄の大きさそものもが
集まった1人ヒトリに手渡すように表現され
静かに熱くグルーヴの波を高めて
やっぱ美しい時間だったなあ〜
そしてこの日のもうひとつのピークは
このイベントのために気仙沼から駆けつけてくださった菅原文子さん

震災と津波で被災した「すがとよ酒店」の店主さん
*彼女が経験した(経験している)痛み苦しみは
恋文大賞受賞作「あなたへ」で触れることができます↓
http://www.koibumi-kakimoto.jp/koibumi_vol02/index.html
彼女と主宰の梅田さん、ポートオブノーツを交えたトークショーで
まずは菅原さんがマイクを取り集まったみなさんに挨拶

あの時の言葉にならぬ思い
今の厳しい現実
しかし店を立派に再興させ盛り上げてゆくんだという意思表明
ボウリング場に集まった沢山の人が
そんなひと言ひと言に耳を澄ませている
開場には「すがとよ酒店」のあった場所
気仙沼鹿折地区の写真も展示されていました

ボクはこの場所を今年の3月走ってみたのだけれど
そこはボクにとって「ナニカが失われたであろう場所」と感じるのが精一杯で
押し流されてきた巨大な船や瓦礫の山や建物の基礎だけになった景色を見ても
そこに意味を求めることは無く
無感情のような状態でさえあったはずです
しかし、
こうして菅原さんの言葉に触れたとたん
ボクの心に「被災」がリアルなものとして入り込んできました
そんな経験をさせて頂いた後
菅原さんが販売している「負けねえぞ!気仙沼」と書かれた酒を呑むと
旨さが染みた〜〜
3月11日からもうじき1年3ヶ月
ボクらは未だに混乱の中で生きています
大きな迷いに呑み込まれたままです
しかし今からでも遅く無いから
3月11日を経験された
まずはヒトリと向き合うことから始めてゆくべきだと思う。
ボクたちはヒトリの大きさや熱を感じることから始めるべきことがある!
そんなことさえ
笹塚という東京の中の地方都市で感じさせてくれたイベントがあった。
そんな時を創りにあたり
参加者へのホンモノのリスペクトとキレイな距離感を保ち
熱く丁寧に紡いでくれた主宰の梅田さん

天晴れでした!
そして裏方に徹して良く働いてくれてた笹塚ボウルの若いスタッフさんたちも
素晴らしかったなあ〜〜
打ち上げでササボのオーナーさん交え色々話をさせてもらったけど、
なんだかみなさんお新しい出発のような時間でさえあったんじゃないかな?なんてね。
ボクたちは震災に負けてたまるか!なんだ
この時に関わったみなさん
おつかれさま!
&
グレートラブです〜〜!
願わくばこんなアクションが日本中で生まれ続けますよう


