「つながる」その先にある大切なこと

8月31日は西麻布のRainyDayで「本・つながる・未来」vol.3
ヴァイオリニストの金子飛鳥さんとピアニストの近藤達郎さんのコラボに
女優で劇作家でもある渡辺えりさんを迎えての「夢見る力音楽隊」
ボクはPAのお手伝い
このブッキングを知った直後の8月1日から23日まで
渡辺えりさん作・演出の『ゲゲゲのげ ~逢魔が時に揺れるブランコ~』が
26年振りの再演として“座・高円寺”上演されることを知り
ともかく観に行こうと、

そこで出会ったものは
ボクのこれからの創作のハードルを少なからず高めたであろう
圧倒的な内容のものでした。
その時の熱が冷めぬままで迎えたRainyDayでの時
三者それぞれの個性とプロ意識と
人としての喜びも痛みもなんもかんもが交差して
これまた凄まじき人間劇場。
何より
渡辺えりさんと金子飛鳥さん、
天才と呼ばれたお2人のヒリヒリとした少女時代の影が見えたような、
出演された方はみんなボクより先輩にあたる方々なんだけど、
ともかくチャーミングに感じたり、
終演後、あらためて世界中の女性を愛しく感じたような、
ボクはなんて場所に立たせてもらっているんだ!ってね、
お客様の熱い拍手を自分のことのように喜んだ時間となりました。

ライブ後の片付けもあらかた済んだところで、
個人的にミスした部分のお詫びをしたかったことと、
この日に至るまでにコミュニケーションもとれていなかったこともあり、
出演者や残られたお客様の談笑の輪に混ぜて頂きました。
これからがこの日の2幕目
もしくはボクの恥日記
渡辺えりさんから
イベントとして至らなかった部分
イベントの方向性として疑問に思う部分なのどの御指摘を頂きました
その根底にあることは
このイベントに関わる1人ヒトリとの間での会話が足りていないこと
それはボクが日頃から感じていることでもあります
しかし
音楽を扱う現場ではその多くが音楽で語られ
結果
お客様の拍手や笑顔に昇華
お互い理解出来ていないことも納得したような気分になりがちです
だからこそ音楽が好き
そんな考えもあります
それでも
人と人が集まって何かを創り上げる際に必要なコトバの交換
やはり足りていません
そんな“当たり前”を渡辺えりさんはものすごい熱量で語ってくれました
また
チャリティー企画として継続している「本・つながる・未来」ですが、
被災地の現実との温度差を指摘
イベントを継続してゆく中でプールしていったお金を
絵本に替えて被災地へ送る
それがこのプロジェクトのチャリティーとしての基本的な目的ですが
渡辺さんの指摘では
・被災地では修学が不可能になりかねないコドモがたくさんだ
・学校に行けず字が読めない可能性があるのに絵本が読めるか?
・避難所の多くが閉鎖され始めている今、のんびりやっている場合では無い
これもまさに“当たり前”な話です
なにより、
こういった話を交わしてこなかったことに問題は無いのか?
そういった1つヒトツの指摘に対し
居合わせた1人ヒトリが賛同したり意見を返したり
もしかしたら
この日のお客様全員に参加してもらいたいような
熱い会話の時になりました
このイベントは
RainyDayの店主林下さんの美意識に対するリスペクトの元
表現者が集っている側面があります
チャリティーとして義援金を集めるのであれば
もっと別のやり方があるはずです
カフェライブであるのなら
もっとユルい親密さでサプラズを演出する方が
手っ取り早くヨロコンデもらえるかもです
でもなぜRainyDayなのか?
こんな時代に表現者が表現で生きてゆくリアリズムと
今この瞬間困難な立場に置かれている人々へのイマジネーション
そして人として当たり前の行動
その獲得のために
ボクたちはさらにコトバを交わしてゆかねばです
この夜
渡辺えりさんがライブのMCの最初に話されたこと
今までは「頑張らなくていい」なんて言えたけど、
今はともかく頑張らなきゃならない時代になってしまいました。
ボクもそう思います
そんな1つヒトツを必死に伝えてくれた渡辺えりさんです
またチャンスがある限り
表現の現場でご一緒させてもらえるよう
自分の表現を頑張らねばと思いました。
この日RainyDayにお越しの皆さん
ありがとうございました!
この時をご一緒出来たこと
ウレシかったです
ご協力を願えたみなさん
ご出演のみなさん
ありがとうございました!
そして
オツカレサマでした!!
RainyDayそのものである林下さん
オツカレサマです。
そして
これからもボクたちのヘッポコを振り切って
良い時を創ってゆきましょう!


わかります。
私が最初に音楽の現場で感じたことでもあります。
演劇や舞台を作る現場は猛烈なコミュニケーションを重ねます。
緻密さが舞台の命でもあるからです。
リハーサルもたいしてしない、
コミュニケーションも少ない、
私は正直なところ音楽に携わっている人はいい加減なんだな、とさえ思いました。
なぜ演出にこだわらない?
もう一歩つっこむことでぐっっといろいろなものをひきたて近づくことになるのに。
とジレンマを感じていました。
店をやっている今でもそれはあります。
アミイゴさんがやってくれるときはアミイゴさんに任せてしまいますけど、
うちで誰かにライブをやってもらうときは
私たちはしつこくコミュニケーションをとろうとしますが、
それをめんどくさがる出演者もあります。
そういう方はライブをお断りしたくなります。
えり子さんはものすごく熱い方ですよね。
こっちが火傷しちゃうくらい。
火傷してもいいくらいタフにならねば。
あー。ごめんなさい。
また長くなってる。
こんどあったときにゆっくりー。
>Monicaさん。
まず、
なんで普段着で人前に出れるんだ?てこと、
音楽やってる人に対して思う場合がありますね。
もし普段着でやるのであれば、
圧倒的な普段着の表現をすればいいんだけど、
両手を広げた程度の範囲での慰め合いみたいことばかり唄いやがって。
そう感じてしまうことが多くてね、、
そんなことで一事が万事。
ボクはヒトツのお店となにかご一緒させてもらう時は、
厨房の能力や水回りまで確認させてもらいます。
その後で、じゃあどんなことがお客様に提供出来るのか、
なにをやってはいけないのか、そんな判断をしています。
そこまでやって初めて表現は自由になるんだと知っていて、
それは『分かり合った人同士でユルユルと集まる普段着のなんたら』
みたいなものとは相容れぬものです。
それでもうまく行かないことばかり。
そして、ちょっとでも腰が引けていると、
渡辺えりさんやeliさんにそこをズバッと指摘されんだね。
そして、
よっしゃ、次はもっと!と思うのだ