2011 年 2 月 4 日 金曜日 3:34 AM 未分類 | trackback |

花は京都へ

旅する展覧会「その辺に咲いていた花」

2月4日から28日までは
京都のSOLE CAFE さんで花を咲かせております

SOLE CAFE
京都市北区紫野東蓮台野町10-16
Tel/Fax.075-493-7011
平日11:00～19:00
土曜日11:00～15:00（日、祝休み）

展覧会の情報ページ
http://solecafe.jp/2011/04/post-178.html
　
合わせて
2月11日には「小池アミイゴの 誰でも絵が描けるワークショップ」
その夜には花＊花のライブでSOLE CAFE さんと時を創ります

ワークショップ＆LIVE詳細ページ
http://solecafe.jp/2011/04/1218-x.html
（ワークショップは定員になり、ライブも残り席わずか！）


SOLEさんは京都の街の北の方で
ご夫婦２人が切り盛りをされている小さな店

京都にあってSOLEだからこそのライブのあり方を貫き
その心意気がさらにアーティストの共感を呼び
奇跡のブッキングを重ねています

それはとても小さなものかもしれませんが
ボクにとっては世界の中心のようにさえ感じるもの

こんな書き方だとなんだか厳めしくありますが
ぶっちゃけると
ココの店主夫婦が好きでたまらないのだよ〜〜

そんなわけで、
以前SOLEさんとイベントを一緒に作る際
もっとこの店のリアリズムに触れてからイベント当日を迎えたいなと
2ヶ月間のコトバと絵による往復書簡を重ね
映像にしてみました

そんな場所で花＊花のこじまいづみさんも唄をうたい続けてきて
今回
それぞれの熱やLOVEやなんやらがピッタリ重なり
「花」「花」「花＊花」な時を創れることになりました

ワークショップやライブは１日だけのものですが、
絵の展示期間中
お近くの方はもちろん
京都を訪ねるチャンスのある方は
ぜひ日本の良心 SOLE CAFEまで足を運んで頂き
熱々のスパゲティーを食われてください。

なんつーか
「ああ、この人がこさえてるんだな〜」て美味しさなんだよな〜

そんな店に送った花の絵

去年の3月から
東京富ヶ谷のルヴァン-唐津のヌフ-日向のnap-那須のSHOZO-吉祥寺のLocalite-諫早のorange spice-福岡周船寺のHina-小倉のcream-習志野の林檎の木-薬院の花屋カシュカシュ-鳥取のカルン-大分のbaobabと巡り

SOLE さんの店を想像して作品を厳選
新作との差し替えや新たに額装したものを送りました

合わせて
諫早のorange spice さんが会場に置いてくれたノートも

ボクの知る「オレンジスパイスらしい」コラージュで始まったノート

このノートはその後の数カ所の展示で引き継がれ
やはり
展示に立ち合えないボクのために
そして花の絵を手渡される次の店や人へのバトンとして
コラージュがなされています

ボクはこの作品群の展示を
イラストレーターとして出会う場所で機能する絵として考えています

なので
ボクの絵をきっかけに
その店の在る場所で
そこから先の場所で
こんなコミュニケーションが生まれたことが
シアワセなことだと感じ始めています

もしかしたら
最も幸せな展覧会なのではないか？なんてことさえ思い始めています

カシュカシュはとても小さな花屋です
そこでボクの絵が展示され
多くの方が足を運んで下さり
そのために特別にこさえられたお菓子が提供されたり
小さなライブがふたつも生まれたり
なにより

足を運んで下さった多くの方々が
店主から手渡されるようにして触れた
ボクの描いた花の絵を比喩として使い
ノートに綴って下さったこの店への愛

たまらないなあ〜

そうなんだよね
ボクが描いている花には意味が無く
ただそれに触れた人の心にこそ花が咲いてもらいたいなんてね

そう願っていたことが
きっちりコトバとして帰ってきてくれたことが
やっぱウレシいし

それはボクが考えていることと同じように
小さなコミュニケーションの１コ１コを大切にされる方々のもとを
花の絵が旅をしてきたんだってこと

そう思えるってことは
今の時代にあって勇気だよ！

イラストレーションを廻る環境はますます変化してゆき
今までのやり方では仕事を減らすどころか
イラストレーターという職業が消滅するんじゃないか？
そんな危惧をボクは持っていて

しかし
こんな遠回りなやり方の中に
絵も人も生きてゆける方法を見つけられるはずだって
信じているんだな

それが確信にとして像を結びつつあるこのタイミングで
SOLE CAFE

スバラしい