アサガオとコスモス


その辺に咲いていた花の絵は
只今福岡市の西の外れの夕焼けがキレイな街の静かなお店で
ひっそりと花を咲かせております

ボクらは3年前から
宮崎の花屋さんの呼びかけで花の種の交換と
その成長を見守るブログを続けております

そんなお仲間のお店

そして
花の絵どもは来週から小倉の街へ

日本一人情を感じさせてくれる
オシャレカフェへ旅立ちます

その前に
初めて交換した種から咲いたアサガオの花を描きました

アサガオは江戸の意匠に取り上げられ
「コレ」というカタチだったり見方が
確立されてしまっているところがあります

真夏の朝に小粋な花をパッと咲かせて
昼前にはしぼんでしまう

そんな“粋”と“刹那”を感じさせる花

しかし
ボクが日々見つめたアサガオは
11月の終わりまで咲き続け
冷たい風や雨にさらされるなんて経験もしつつ
なんともエレガントにそこに在ってくれました

そして発見
「後ろ姿も色っぽいじゃん」

てか
「いっそ後ろ姿にこそこの花の魅力があるんじゃないかな?」なんてね

そうして何枚か描いたアサガオの花はことごとく失敗

なかなかボクの手に負える女性では(女性なのか?)ないようです

そして今年の夏
SHOZOから頂いてきたアサガオが咲く
のにお付き合いして生活している中

そのなんともセクシーに肉感的なアサガオの花の生きる輝きの眩しさの中に
ポコポコ亡くなっていってしまった人たちのことがどうしようもなく浮かんできて

今こそアサガオを描く時だと思いました

そして
出来上がったものが何でも無い絵になったlことで
ちょっとホッとしています

アサガオを描く前にコスモスの花


近所の花屋さんでバーゲンで売りされていた鉢を買ってきて
しばらくベランダに置いておいたのですが

ここ数日の急な気温の低下と突然の激しい雨に打たれた姿に
やはり今が描くべきときだと思い
仕事の絵を描き終えた深夜に描きました

コスモスの花は
今から6年前に福岡のみなさんと創ったイベントのテーマにして
フライヤーのために描いてみたことがあります

その時は「よっしゃ!オシャレなのが描けた!」と得意になっていたかもですが
それ以上にイベントの中身が濃くて
なんとも自分の思い込んでいた「オシャレ」がハズカシく思え

その後、何度か描いていみたりもしたのですが
コスモスの花はどうやらボクに“イイカッコしぃ”をさせるタイプなんだろね、、

そりゃもう「死んでしまいたい!」ってくらいにツマラナイ自分を反映した
ともかくツマラナイ絵しか描けなくて
まるで雨の中傘もささずに河原までかけていった中学二年の失恋男子みたいな気分、、

でもって
今回描いた絵がオモシロいとかスバラしいとは思わないのですが
少なくとも「ツマラナイ」とも思わなくなったかもなあ〜

ともかく
コレも何でも無い絵になってくれたんじゃないかな?

花の絵は小倉で9/26にbaobabと再会して
千葉の習志野市、
駅で言えば船橋から京成で京成大久保にあるギャラリー林檎の木さんで、
それこそ“花*花”のこじまいづみさんと対面
10月の後半には作品を絞って福岡薬院あたりの花屋さん
そして鳥取へ!

こんな時代に
街でガンバルみんなの心に花を咲かせることが出来るかな?

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