横断
今日は錦糸町まで
オリジナルTシャツのデザイン入稿を久米繊維さんで
Tシャツは4/17-18に代々木公園で行われるアースデーで販売だそうで
ならば
ここはいっちょう地球に優しくしてやるべえと
錦糸町から家まで走って帰りました
錦糸公園でストレッチ
新東京タワー“スカイツリー”が7分咲きの桜の花のむこうで
ニョキッとこちらを見ています
花見のオトナ
サッカーボールを蹴るコドモ
だれもがそこそこな感じ
だからこその美しさを夕焼けが包み始めると
その美しさに泣き出したくなるほどでした
錦糸町から四つ目通りを下り新大橋通りへ
何度も信号に捕まりながらも
気になる景色は携帯のカメラで
アトの荷物は小銭とPASMO
住吉-菊川-森下と
夕焼け色に夜色が忍び込み一気に呑み込んでゆく過程と並走
隅田川は大潮の満潮で
東京を呑み込んでしまうほどの水をたたえているように見えました
隅田川を渡ると浜町-人形町-水天宮
ちょっと道に迷ったりが楽しい東京下町
近代化やグローバルに浸食されてゆく街にあっても
町衆の心意気に出会える風景が目に優しい土地です
日本橋茅場町から永代通りへ
さすがに水曜日の銀座を駆け抜ける勇気は無く
それでも仕事上がりのビジネスマンのあふれる街を
なに食わぬ顔走
老舗企業のビルを囲い込むように立ち並ぶ高層ビルは
やはりグローバルなマネーが積み重なって出来たものなんだろうけど
こうして走っている限りはただキラキラ輝く美しいナニかでしかないんだな
JRの高架をくぐり大手町から皇居へ
ここからしばらくは皇居ランナーの群れに紛れ込み
美しい景色の中信号にも邪魔されず
自分と会話するようにして走る
半蔵門から皇居を離れ新宿通りを麹町から四谷方面に
これから「先代」と呼ばれるであろう東京タワーにもグッバイ
四谷見附橋あたりは
ボクが東京で一番美しいと思える景色の場所
きちんと昼があり夕暮れがあり夜があり朝が来るイメージ
そこから上智大学方面の桜を振り返り
丸ノ内線を覗き込んで
気持ちはもうズイブンと楽しくて
当たり前に孤独に走る
ボクが絵を描き始めた街あたりをかすめ
四谷４丁目から外苑西通りへ
グッと暗闇が目の前に迫る感じを突き抜けると国立競技場
FC東京のサポーターの声が地鳴りのようにして響いてきたのを
好ましく感じ
東京体育館や旧Macビル以外は
25年前とあまり見栄えの変わらない印象の通り
通称キラー通りを右折
怖い噂ばかりのトンネルを抜け千駄ヶ谷小学校前でふと思い立ち
ペーターズギャラリーへ
今年6月のワルダクミをひとことふたこと
汗が冷えてしまぬうちにおいとま
明治通りから表参道を原宿へ
代々木公園を抜けたら
ボクの住む街
美しき東京の3月31日
16.5kmの横断記でした
PEACE!!
夕焼けっていいなあ。
まだうっすら明るいけれど家々の窓に明かりがついて、なんか言葉で説明するのが難しい気持ちになります。
帰りたくなっちゃった。
茅場町から人形町に向かうときに、何度か迷って浜町に行ってしまうことがありました。
迷ってもまっいっか〜！と思えるような街ですね。
あと水が豊富に流れているのはいいですね。
隅田川の水、あふれんばかりの盃を傾けて、飲みほしてしまいたくなりました。
＞yuskeさん。
つい最近
関東大震災と太平洋戦争で２度も焼土と化した街
そしてついこないだ
バブルというモンスターに食い尽くされた街だよね
それでも
夕焼けはダレにとっても公平に赤くあったはずだけど
ダレにとっても公平と思えなくなっている２０１０
しかし
なんだろう
この儚く逞しく美しい街は
そう思えた2010の三月の終わり
その瞬間に失われてゆくことばかりでもあるなあ〜
東京
＞ki-machanさん。
帰って改めて地図を眺めてみると
なるほど
この辺りで隅田川が大きくカーブ
通りと通りが碁盤の目のごとくであろうと
勝手に頭に描いて走っていたら
隅田川を越えてまた隅田川と出くわした街のイタズラ
大規模な干拓や灌漑工事で造られた江戸ではあるけど
上手いこと（もしくは“色っぽく”）
自然と折り合いをつけていたんであろう街の造りであります
そして
あらためて
水の都であった江戸の街を想い
走り続けたのです