1989 to 2009

1991年3月から1992年7月まで活動したバンド“東京リズムキングス”
芝浦にあったCLUB“インクスティック鈴江”でのLIVEの写真です
1989年に恵比寿に出来た店イタリアンレストラン“カチャトラ”
そこの客とスタッフで作った
1960年代に流行したラテンソウル“ブーガル”を演奏するバンド
ボクはリーダーの上野アモーレ宏介さんに誘って頂き
ハモンドオルガンとローズピアノの鍵盤をシバキ倒しました
街にはまだバブルの臭いがプンプンしていて
しかし湾岸地域ではアメリカが大暴れしていて
渋谷系なんてコトバも音楽も存在していない時代
全員が演奏力ゼロ
しかしナニかに本気
結成から半年で都内の主立った箱を制覇
1年でアルバム発表
一気に解散
メンバーヒトリヒトリの狂気が合わさったナニかでした
楽器より衣装に大金をかけるという意味で
実に正しいバンドでした
個人的には
Hip-HopやR&B(ニュージャックスイング!)
グランドビートなんて前衛を夢中になって聴いて
合わせて“ネタ”としてレアグルーヴにも浸っていた時
60’sなモード感とは相容れないところもあって
ヒトリでスニーカーとTシャツみたいなカッコ
キャップには“BROOKLYN”と刺繍してあって
ステージでは鍵盤シバくよりバット振り回していたりで
ローズピアノには“チェ・ゲバラ1968”なんて挑発的に書いていました

初ライブはカチャトラ
エビスボールと山手線の間の坂を上ったところに在った頃です
自分たちで機材をぶっ込み
足りないものはその場で工夫して
DJの音からして通報され
バンドの演奏中も含めて3度警察がやってきました
ヒドいもんです
それでも店にギュウギュウに集まったヤツらの目が
“キラキラ”つーより“ギラギラ”な感じで楽しそうで
“そんなやり方”は今の自分がやっていることの血肉になっていると思います
バンドが解散して後
群馬の実家が焼け
東京のアトリエを引き払って群馬と東京を往復する中でも
あらゆるタイミングでカチャトラにお世話になりました
ボクのイベントOurSongsと同時期にカチャトラで始まった
SUNDAY WORKSHOP CAFE の空気が好きで
1ヶ月の中で唯一そのイベントが開かれる最終日曜日だけが
身体も心も投げ出せるリラックスした時間でした
そしてあの頃も今も男2人で呑むと言えば
唯一カチャトラ店主の森木さん
ボクより3つ上で
東京リズムキングスではテナーサックスを吹いていました
会話のホトンドスベテは“美味しくメシ食って酒呑む”こと
ワインや酒とメシの関係とか
「こんな店が理想だ!」とかね
その後ボクは福岡にあしげく通うことになるのですが
そこでは森木さんの理想と合致する店や人のあり方に出会うコトが多く
ボクが福岡に一番連れてゆきたかった人でもありました
ある日ボクの始めた唄のワークショップ
「春夏秋冬」にフラッと来てくれ
まあそれは地味なイベントなんだけど
静かにその様子を見ていてくれて
「いいことやってるね」「頑張れよ」なんてね
恥ずかしいこと言ってくれちゃって
それはイベント継続の大きなエネルギーに変わりました
“みそっかす”の位置で唄っていたbabytearsとかにもひと言
「いいね〜」「こんなかで一番いいじゃん」
ボクがbabytearsを応援し続けられたのも
そんなひと言の記憶に背中を押し続けられたからです
それは心から有り難いと思うこと
ボクが出会ったヒトリの表現に対してLOVEを感じたとき
それはこうして出会ったヒトリから頂いたLOVEと共鳴していることでもある
そんな話です
人に対する偏見の網をくぐり抜け
表現(もしくは人)の芯に触れる力を持った人であり
それがそのままカチャトラという店の顔であったと思います
カチャトラの20年の中には厳しい時期もあり
そんな時期に森木さんに呼び出され
「店で何かやってくれないか」と相談され
多くのアーティストをカチャトラに紹介してライブイベントを組んだり
しばらく開かれていなかったSUNDAY WORKSHOP CAFEの再開を手伝ったり
森木さんから頂いたものをお返しするためにも
全力で取り組ませて頂きました
その熱はちょっと熱過ぎ
色んなモノを歪めてしまったかもしれません
しかし
古くさく聴こえるかもしれませんが
男同士の約束は全うしました
やるこたーやった。
最後に2人で呑んだ時
お互いそのことを確認して
それぞれ今取り組んでいることに全力であろうと約束して
別れました
彼はボクに“立場を替われ”という意味で「チェンジ」とひと言
そして「アミイゴには負けられねー」と付け加え言ったので
「オレもだ」と言い返しました
20090731
PEACE

本気とLOVEがいっぱいでした。
このころからのFANです。
その存在にいつも勇気づけられます!
消えないでくださいね~
>あっこさん。
あっこさんはあっこさんだね。
だね〜、もう「あの頃から」だね。
もちろん消えるはずないよ!