47ヶ月め

宮古湾
今日は2011年3月11日から3年11ヶ月
1523日め
47回目の11日です。

毎月11日に綴ってきたこの備忘録ですが、
今回はボクからのご報告になります。

まず、
2月末に岩手の宮古に行きます。

来月の11日発行の岩手日報誌面と
ウエッブサイトいわてのテとテを結んだ企画で、
震災から4年後の岩手県の宮古の町を
宮古出身のシンガーLIKKLE MAIさんと歩き語り
作品を描き下ろし、映像も制作することになりました。
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今一番必要とされる唄だと感じた「きたぐにのはる」を発表したMAIさん
急展開の企画!(ちんどんゆみさん、素晴らしい機微をありがとう!)
*MAIさんに関しては先月のブログもぜひご覧ください

46ヶ月め

2月27日に宮古に入り、
LIKKLE MAIさん出演のコンサートに参加するところから始め、
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28日の昼前はボクのワークショップ&マイさんミニライブ開催
だれでもWS558

そして、震災後何度か足んだ宮古を歩きます。

もし「岩手に行ってみたい」「宮古を見てみたい」
「被災地に行ってみたい」などなどのお考えのある方は、
自己負担自己責任な旅ではありますがご一緒しませんか?

「被災地」を目指して足を運び、
しかし、その土地の光や水や空気の美しさに魅了され、
寒さなんてものさえ好意的に感じた宮古という土地。

内陸の中心地盛岡から山深い道を100kmたどりやっと着く土地。

人はなぜこの土地に魅了されたのか?
きっと「人の生きる」を考えるきっかけになるはずです。

ワークショップ等、詳細情報は後ほどお伝えしてゆきますが、
春の手前の東北旅、ぜひスケジュールを調整されてみてください。

次はPeaceてぬぐい増刷再販売のお知らせです。
PEACEてぬぐい

昨秋『アミイゴ×かまわぬ×オレンジスパイス』で
企画販売を始めたPeaceてぬぐい

初版分が売り切れ
この度増刷&再販売をすることになりました。

前回は長崎諫早のオレンジスパイスを中心に、
大阪池田のlargo、山梨の昌福寺さんを中心としたコミュニティー、
名古屋の空色曲玉で開催の「平和がいいね」展でのお扱いでしたが、

今回は「かまわぬ」の代官山店での取り扱いが決まりました。

さらに、
この企画の趣旨にご賛同頂ける方でお取り扱い希望があれば
お声かけください。
お取り扱いの条件など確認していただいた上で、
無理のない形で参加していただけたら幸いであります。

Peaceてぬぐいのアクションは
FBページでも随時お伝えしてゆきます。
https://www.facebook.com/peacetenugui

「いいね」を押して
1本のてぬぐいをめぐる風通しの良いコミュニケーションと、
2011年3月11日以降を生きるアイデアのシェアに参加されてください。

最後に、
みなさんに愛していただいた2011年8月の福島の豊間ビーチを描いた絵
酒井順子さんのエッセイ集の文庫版の表紙に採用していただきました。

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講談社文庫
2015年2月13日発売
文庫_572円:Kindle_864円
ISBN-10: 4062930285
ISBN-13: 978-4062930284

「もう、忘れたの?」と題され
3月11日以降のボクたちのマインドをトレースし
斬り倒してゆく酒井さんの言葉たち

文庫に巻かれた帯には

>忘れられないこと、
>忘れたいこと、
>忘れたくないこと

との言葉が刻まれています。

あの日震災と原発事故に遭ったボクたちは
ゼロの土地に立ち(被災された方にとってはマイナスでさえある!)
「ではどんな世界を創ってゆかねばならないのか」
10年20年という未来を見据えて
まずは1歩を踏み出す場所を見つけようとしていたはず。

しかし誰か偉い人の考える「復興」というものは、
1人ひとりの考えを先回りし、
生活の身の丈には有り余る価値やデザインを与えようとしてるように感じます。

そう感じる中、
LIKKLE MAIさんの「きたぐにのはる」に出会って思うに、
表現をすることで生きているものは、
震災後のグランドゼロの土地に人ひとりのサイズ
「1」の表現を創り置くことから始めなければ、
次に創るものがどんどんいびつなものになってしまう
ということに気がつきました。

なんだろう、
「被災」も「復興」もなんもかんも頑張って素敵なもの、
「1」のサイズであるべきものを「2」にも「3」にも「100」にも
して見せようとして疲れてしまったような。

そう考えると、
僕が描いた豊間ビーチの風景は
この絵が確かな足場となり次への1歩を踏み出せたり、
そうして出会う人と風通しの良いコミュニケートを重ねられたということで、
ボクにとっての「1」のサイズの表現であったはずです。

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そんな絵は酒井さんご本人のご判断もあった上で表紙を飾り、
その言葉を必要とされる方々の共通の風景になってくれること、
とても嬉しく感じております。

以上、
来月の11日で4年目となる東日本の悲劇は、
今でも2590人の行方不明者のある現在進行形のものです。

毎月どうしようもなく溢れる言葉から、
まとまりもつかぬままそのごく一部をブログに書き綴っていますが、

そうやって続けてきた分
個人的に「復興」の意味をつかみかけていたりもします。

2月末の宮古での経験と、
それに伴う作品制作を通して、
さらに考えを磨き上げてゆこうと考えています。

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