「熱」3/6上原dish(エピローグ)
music bird 初日は代々木上原のdishでした。
“おしゃれcafeブーム”の震源地、中目黒のOrganic Cafeの姉妹店として
この街に生まれてちょうど7年。
“静かでオトナな街”だった代々木上原の温度を2℃上げた存在です。
そのオープン当初から深夜までやっている使い勝手の良さで、
なんとなく利用してきたって店でした。
それがある頃から料理にググっと勢いが付きワインのセレクトも充実、
いわゆる“TOKYOオシャレcafe”から踏み出し、
代々木上原のダイニングキッチンのように機能し始めたように感じました。
2年前の9月に急逝した友人を見送った日の帰りにここに寄ったら、
そいつの唄が流れていてビックリ。
それはまったく偶然の事で、
スタッフさんがCDショップで“ジャケ買い”したとのこと。
だったらここにもアイツの生の唄を届けられたら良かったのにな、
なんて悔やんだのです。
そして、
アイツの唄が受け入れられる店であるのならば、
この街のこの店で今野英明さんの唄が響けばみんな喜んでくれるんじゃないか?
今野さんの唄がこの街に受け入れられるようであれば、
今野さんのようなアーティストの活動の場所も増えるのではないだろか?
そんな思いに至ったんです。
今こうやって思い返すに、
人ヒトリの“生”ってやっぱバカにならないし、
ヤツの死を無駄にするものか!なんて気持ちも、
music bird を生んだひとつの熱だったのかもね。
プライベートな気持ちを書くことに躊躇もあるのだけれど、
街を思う時、その出発はやはり一番小さな1人への視線から始まるわけで、
さらに“唄”という壊れやすい生ものを扱う上でも、
この心のスタートラインは言葉として残すことにしました。
さて、前日の徹夜の準備も完了。
サウンドチェック&リハーサルも万全!
代々木上原の熱い店dishらしい音に仕上がりました。
何より一週間手を焼いた風邪からも完全復活元気一杯!
早朝からの大雨も上がった金曜19時の代々木上原
6時間かけてスタッフのみんなと絞り出したタイトルのイベント
「ロマンスカーが止まらない♪」はdishの7年で初めてのライブイベント
満席の予約を頂きそろそろオープンです!!