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まえばしスケッチ2_あかぎやま 上から見るか 下から見るか

2026 年 8 月 30 日 日曜日

 


8月26日は前橋市アートコミュニケーションディレクターとしての子どもセッション2
「まえばしスケッチピクニック」あかぎやま 上から見るか 下から見るか
赤城山山頂付近、大沼に面した赤城少年自然の家をベースにしたアートセッション。
気持ちよく行うことができました。

『あかぎやま 上から見るか 下から見るか』このサブタイトルは直感的に思いついたもの。空間的な広がりも高低差もある前橋市に暮らす子どもたちから『1人ひとりの赤城山』の姿を教えてもらうようなスタンスでありたいなと。
この直感は、結果的に子どもたち『1人ひとりマックスの気持ち良い表現』を引き出せたように思います。

『マックス気持ち良い経験をした子どもたち』がその後、学校で、社会で、やはり気持ちの良いコミュニケーションを駆使し、リーダー的な働きを、それぞれ活躍したい現場でしてくれたら、前橋はより良い、暮らしやすい街になると思うんよね。それはとても気の長い願いなんだけど、安易なキラキラ映えバエ盛りモリした発想とは対局の、1人ひとりの気持ち良さが尊重された社会を実現するはず。と考えています。

にしても、この日は直前までどんな進め方をしたら良いものか考え続け、なかなか答えが出ず…
時間差で集まってくれる子どもたちの1人ひとりとの対話で様子を確認し、進め方が見えてきたかな〜、というタイミングで、
参加者の男の子の提案で「じゃんけんトーナメント」開催することに。

これを読んでくださっている方「なんのこっちゃ?」と思われるはずですが、

この他愛も無いゲームを通して『知らない子がわたしの名前を呼ぶ』『じゃんけんのため声を出す手を振る』『ゲームを進めるチームと運営の作戦をたてる』などなど、一気に現場の空気が和らぎクリエイティブな空気が醸成された。ということで、発案してくれた男子くん、サンキュー!なのであります。

こうしてオープンなコミュニケーションの場に育った現場で、前橋市の広範囲の地域から参加してくれた子どもたち「1人ひとりの赤城山の姿」を、ごくシンプルな表現で教えてもらう絵を描いてもらったら、フィジカルにビンビン響く「その土地ならではの赤城山」と出会えました。


1本の線で表現された「わたしの赤城山」
この他愛も無い線に、1人の子どもの生きてきた時間や今の生活にまつわる多くの情報が込められている。

ボクたち大人が大切にしなければならないのは、こんな他愛も無い1人ひとりの物語だよね!
という確認から一気に着彩。

いやーー、みんなおもしれー!
夏だから夏色の赤城山が多いはずだけど、にしたって、色も形も多様。しかし、意外とリアル。

こちら動画にしてみたので、ぜひご覧ください。

赤城下ろしの空っ風さえ感じられるはずです。

今回はこのセッションにたっぷり時間をかけたので、
『では赤城少年自然の家を出て大沼湖畔まで歩いて絵を描いてみよう!』のコーナーでは、
子どもたちが自ら前に進み、発見し、描く。そんなことが楽しく実現。
こちらでは自分が撮影した作品の1部を紹介しておきます。

じゃんけんトーナメント発案くん。
実は繊細。

大沼に映る山影の描写!!

大沼の風景から、発見、発見、発見!

描きたいものに近づくパワー!

などなど、
子どもたちが自然の風景から発見した色彩、構図、フィジカルなタッチなどなど、俺も学ぶことばかり。


この日公務の間を縫って見守りに、結果子どもたちと一緒に絵を描いてくれた前橋市長が「アミイゴさんのライバル現れました!」と子どもたちの絵に感動し話してくれたけど、「いやいやライバルどころじゃない、俺なんかどんどん置いてかれてる立場っすよ…」と返答。
(しかし、腕組んで上から目線の感想語るでなく、自ら子どもたちの輪に混じり筆を振ることのできる首長、素晴らしい。)

そしてボクの個人的な振り返り。

子供の頃から慣れ親しんでいたはずの赤城山なんだけど、空気の清涼さ、植生の豊かさ美しさ、大沼の穏やかな風情などなど、赤城山はそこはかとなく前橋の人たちの心根に豊かな故郷を与えていれてる存在なんだと思いました。

そして、子どもたちは大人たちの「子どもに良いものを与えたい」という願望を軽く飛び越え、1人ひとり「これが面白い!」というものを発見してゆく。
そうした余白ある発見の場所がある街は、子どもたちにとって豊かな場所なんだろうなと確信。

最近お世話になっている福島県の会津地方には、磐梯山の麓に猪苗代湖があって、その「ヒタッ」と静かな佇まいは、そのまま会津の人たちの心根を形成してるな〜と気が付きました。(そこに磐梯山的な大らかな猛々しさも同居した会津人)

猪苗代湖から比べたら小さな赤城大沼だけど、
やはり、「大沼があるから前橋だね〜」と思える、前橋のみなさんの優しい心根ってあるよな。
これは赤城山周辺エリア以外の土地には無いものだと思います。

こうしたことが子どもたちの幸せ、もしくは暮らしやすさにどう繋がるのか。
あわてて答えを求めることはせず、次に準備しているセッションを通し、より確かで共有しやすい言葉に出来たらいいなと考えています。にしても赤城山。

自分が今暮らしている渋谷区の子どもたちを連れてきても面白いし、なんなら前橋の子どもたち同士の交流企画とかできたら、より良質なシティー・プロモーションに繋がるんじゃないかなと。

引き続き可能性を広げてゆけたらいいなと思いました。
そして下山した前橋の街は、

熱ちかった〜〜、、

次回は10月の終わりの方で、個人的に未知のエリアだった「総社」にフォーカス。
群馬の成り立ちなど子どもたちに教えてもらうセッションを開催予定です。

いつもの優秀で気の利くスタッフのみなさん、良い距離感で子どもたちを見守ってくれた保護者のみなさん、アートの言語化が素晴らしい市長。おつかれさま!のありがとさん。

子どもたち、たのしかったね〜!

前橋まちなか雨あげた

2026 年 7 月 7 日 火曜日


6月20日は「まえばし、まちなかスケッチ」
20名の定員いっぱいに集まってくれた前橋市の子どもたちと、
前橋の「まちなか」を歩いて、気になったものをスケッチし、
アトリエで1人ひとりの「きもちいい」マックスの色を塗りました。

梅雨時の開催。
直前までお天気アプリで空模様をチェック&チェック。

ありゃ〜〜、、昨日の夜まで「くもり」の予報だったのが、
傘マークついてるじゃん、、

みんなが集まってくれたタイミングも雨、、

集まってくれた1人ひとりが気持ちよくスケッチ出来る魔法をかける時間も雨。

が、
集まってくれたみんなの熱気と、ボクが20年以上続けている「地方における異常晴れ男伝説」発動で、
なんとー!
「今から外歩くよ〜!」から「そろそろ戻るよー!」の時間いっぱい雨があがりました!

ということで、大きく3班に分かれて街を歩くと、

「なるほどー!キミはこんなものに興味を持つんだね!」



「うわー!こんなものからこんな美しさを見つけるんだね!」



「どひゃー!それをこんな風に解釈するなんて、すげーー!!」

と、
ほんと楽しい、楽しい。

今回、アトリエとして設定した”元気21”から子どもたちが歩ける範囲ということで、
馬場川から中央通り商店街あたりまでがメインのモチーフとなったけれど、
その狭い範囲でも、子どもたちの視線が捉えるものは、大人の思惑を軽く蹴散らし、
サイコー!

で、大人と呼ばれるようになってしまった自分は、
ただただ子どもたちから学ぶ。

もちろん『彼らが気持ちよくものを捉え、気持ちよく手を動かし、1人ひとりそれぞれ気持ち良い色で塗る』
ということを、やはり気持ちよく出来るためには、直前のボクとのセッションがあってこそなんだけど、
それは、ボクが子どもたち1人ひとりそれぞれマックスの力が発揮された時の喜びを信じているから出来ること。

ただ、それはメソッド化出来るものではなく、
1人ひとりの違いを尊重し、子どもと対等の立場でコミュニケーションし続けることでしか得られないこと。

そうしたことが出来るよう、このセッションに関わる全ての大人(子どもを保護する立場にある者すべて)も、セッションを通して気づき、自分も含め共に学び、なによりこの時間を楽しんでもらう必要があります。

アートや芸術という、ともすれば「高尚」という言葉に押し込め、腕を組んで遠巻きに眺めてしまいがちなものこそ、
子どもたちと同じ高さの視線まで降りてきて、一緒に楽しんじゃうことで、世界はものすごすハッピーになるんよね。

大人がハッピーになれば、子どもはもっとハッピーになる。

そんな循環を前橋で生んでゆけたらいいな。

ところで、ちなみに、

馬場川通りには、昨年「ばばっかわ男」というアート作品が置かれました。

これは秋に開催される前橋国際芸術祭を先導されるJINSの田中仁さんが、太田市出身の彫刻家、尾花賢一さんに制作依頼したもの。
一見グロテスクな存在感の作品ですが、ボクはこれをとてもチャーミングだと思っています。

昨年このお披露目レセプションが大々的に行われて、ボクもいいカンジの大人たちに紛れて参加して、その制作談話など聞いて「うん、うん」なんてうなずいていました。
その様子はいろんなメデイアで紹介されもしていました。

今回のスケッチはその約1年後。

すると、子どもたちが「あれなんだ!」とば”ばっかわ男”を指差し盛り上がり、
さっそくスケッチしていました。

そうか、1年間子どもたちはこの作品をキャッチしていなかったんだ。

大人が見ているもの、子どもに見えているもの、見えていないもの。

なるほど、ボクが前橋でやるべきことのひとつは、こういうことだよな。

他のエリアを回った子どもたちは、

街中にいくつも設けられている銅像の中から、裸の2人の幼児が彫られた銅像を描いていました。


*縦構図の画用紙に小さく描かれてた絵を取り出してみました。

前橋は81年前の8月5日に米軍の空襲に遭い、市内の広範囲を消失しました。

街中で見かける女性や子ども、もしくは男子も、の立派な裸体像は、人の命の大切さを街のマインドに刻むために置かれているんだと想像します。

それにしても街中の銅像、女性のヌードが多いな。
空っ風吹き荒れる真冬に出会うと、温かな場所に移動させてやりたくなってしまう。
というのが最近のボクのちょっとモヤっとした感想。

そんなもやもやの対して、今回子供達が「裸の2人の幼児像」を選んで描くことで、
ひとつ答えを出してくれたのかも、と。


そんなこんなのこうしたセッションを、本年度前橋市のアートコミュニケーション・ディレクターという役職の元何度か重ねて行くんだけど、引き続き「子どもに与えるより、子どもから学ぶ」という考えの元、子どもたちの力をマックス引き出してゆけるよう尽力します。


さて、雨が降りそうだから帰って色を塗ろう!

すると、
子どもたち1人ひとりそれぞれが「今日気持ちいい」と思った色が、まさに『前橋色』なんよ!

それはどういう色かというと。

実はこのセッションの前に「もっと前橋を知っておきたい」と、
2月、5月、6月といろんな場所でアートセッションを開催してきたんよ。

2月道の駅まえばし赤城のSHOP CAFE Quでやったら、すごい綺麗な色が溢れてきたな〜と思って、

5月、「敷島。本の森」というイベントでやったら、やはり同様の色彩が溢れて。

6月頭に敷島のJINS PARKのイベントで呼ばれた時に確信。

日の光の強い群馬の前橋で育った子どもたちの色彩は、
鮮やかだけど強い光でハレーションを起こしたような色を使うな〜。
ということ。

三陸の沿岸部で子どもたちと絵を描けば、海の色がグッと濃い濃紺で表現される。
富山の山間のエリアで開催すると、山々が濃い緑で表現される。
熊本県で開催すると、カラフルな色彩に溢れた絵になる。

これはおおまかな傾向だけど、やはりその土地ならではの色彩ってあって、
前橋の場合、それは強い光でハレーションおこしたような鮮やかな色。

6月20日は、そんな前橋ハレーション色に、曇り空や雨粒の色が混じっていた。

これは、そのまま前橋の「まちなか」の色彩そのもの。

その色彩は、一時期の壊滅的な街の衰退による「強い日差しの中で放っておかれた色」とも言えるんだけど、
子どもたちはそんな色彩をキャッチし、ポジティブな表現として見せてくれた。

ボクはこれを美しいと思ったんよ。

今回参加してくれたみんなーー!
おめーらサイコーだぜ。
また遊ぼう!
イエイ

さて次回は8月26日、前橋の頂へ。
子どもたちと歩いてまた何か見つけられたいいな。

 

 

 

182ヶ月め

2026 年 5 月 11 日 月曜日


今日は2011年3月11日から5,540日
791週3日
15年2ヶ月
182回目の11日です。

写真は今日の群馬の前橋の敷島。
昨年も同じ時期に、それはそれは美しい光の風景に出会えた場所です。

昨日、5月10日は群馬のみどり市の山間の東町エリアの花輪で開催していた、みんなで花輪の街を歩いてスケッチして気持ち良い色で塗るワークショップで生まれた絵の展覧会「はなもも展」最終日として、旧花輪小学校記念館のギャラリースペースで、ワークショップに参加してくれたみなさんとお話ししたり、似顔絵間バッチを作ったりしていました。

地元で生まれ育って土木の仕事を通しみどり市に貢献されてこられたおやっさんがすごい絵を描いたワークショップ。
今回のおやっさんが来てくれて、色々差し入れてくれて、「花輪をもっと盛り上げるには」というテーマでわちゃわちゃ語り合って深夜まで強烈オヤジ呑み。

その土地をどうしたらいいのか、その答えはその土地の人の心の中にちゃんと埋まっている。
震災後の東北のあちこちでやってきたこと、気がついたことが、今故郷群馬で生かすチャンスを得ていること、とてもありがたく思います。

にしても、その土地で生きてきた方が素直にアウトプットした表現に敵わないなあ〜。
そして、なんだよ?この少年のような表情は。。

こんな表現が日本中で当たり前になった上で、自分のようなものがプロとしてやるべき仕事を見極め形にする。
ちょっと遠回りだけど、これからも焦ることなく実現してゆきたい社会のあり方、そして自分の仕事のあり方です。

諸岡のおやっさん、そしてこの日この場所でご一緒してくれたみなさん、
みなさんの心の中に埋まっている「こんな生き方をしたい」「こんな場所で行きたい」という答えを出し合い、みんなが共有出来る価値を言葉にしてゆけたら、きっと花輪という場所は「花輪ならでは」という価値において日本のトップランナーになると思うんよ。

そんなことが出来るよう、自分は自分がやってきたことを駆使し尽力してゆきますんで、これからもよろしくお願いします!

そして今日は冒頭の写真を撮影した前橋で、今後の企画ワルダクミ会議と街のフイールドワークを自転車と徒歩で。
アートを起爆剤としたまちなかの再開発が注目される「まえばし」という場所ですが、この季節車で5分も走れば美しい光が溢れる爽やかな風景に出会えます。

こうしたことがどれだけすごいことなのか?
長い時間かかってしまったけど、やっと気がつくことの出来たボクは、以前よりちょっとだけ解像度高く街を見ることが出来るようになっているはずです。
そうすると、街を歩くことがほんとに楽しくなる。

この楽しい感覚を、アートや芸術、絵やデザインといわれるものを手段とし、前橋に暮らす人たちにシェアし、叶うなら前橋に暮らす人たちの「幸せ」を更新させたい。

なんだけど、
今回みどり市の花輪と前橋と2DAYSでフィールドワークしてみると、人口が少なく不便と言われる花輪の方が、そこに暮らす人が確かな言葉で地域の魅力を語れているなと気が付きます。


もちろん、みどり市の山間のエリアのひとつの集落というサイズの花輪と、昔からの市街地に加えいくつもの町村が合併した前橋市を比べての話なので、前橋の多様性を誰もが共有出来る端的な言葉で語るのは難しいことです。

それでも明日に向かって進むための推進力にあなるような言葉は見つからないものか?と、昨年の夏から市の職員のチームと重ねてきたセッションと、そこから浮上した前橋の魅力を語る「やさしい余白」という曖昧な言葉を足場に、今日も同チームとブレインストーミング。
行政でこれだけ砕けたワードが浮上するミーティングは無いだろう!というセッションを行いました。

で、こうしたセッションで大切なのは、どれだけ『ひっくり返しても良いちゃぶ台みたいな言葉』を出し合えるかってこと。

思わず苦笑してしまうような突拍子も無い言葉に対し、危機感を伴った飛躍みたいな対案が出される。
そんな飛躍を振り戻そうとする言葉が投げられるも、「普通」や「無難」をひっくり返すちゃぶ台がぶん投げられる。
そこで生まれる変な笑いの隙間から突如ポンと体に響く言葉は浮上する。

良い言葉に良い言葉を掛け合わせてゆくようなことやっていると、途中で何も無くなっちゃうこと多いです。
なので、あえてひっくり返しても良い言葉を交換するようなミーティングのあり方は、これからもっと重要になるはず。

まあ、こうしたミーティングのことを人は「雑談」と呼ぶのだけどね、、

「雑」なるものの身体性や免疫力が救うものは少なくないです。

というわけで、雑なるものからフィジカルに響くシンプルな言葉を導き出せた今回。
この言葉を関わるみんなで共有し、今後出会う人たちに埋まっている答えを引き出し、より強くしなやかな言葉で語れる前橋に出会えるよう、引き続きみなさんよろしくお願いいたします。

 

 

まえばしセッション3

2025 年 9 月 21 日 日曜日


群馬県前橋市のシティープロモーションにまつわるプロジェクトのためのセッション。
前回のセッション2から間をおかず、9月13~15日の連休を使い前橋市全域を取材。

「連休を使い」ということは、引き続き市のコアスタッフもボクも手弁当で活動です。

アップした写真は取材最終日、スタッフとの別れ際のスナップ。

自分が関わるものでこんな笑顔の風景が生まれるんだ〜!と気づいた、
そんの取材ができたんだと思います。

この取材を通してキャッチ出来た群馬県前橋市の魅力は「やさしい余白」

19歳の自分が後ろ脚で砂かけるようにして出た群馬。

それでも当時の前橋は美しく活気に満ちた街でした。
それが経済の波に呑まれ、この街のすべての美しさが失われてしまったような、
そんな喪失感ばかりを感じてしまっていた前橋。

でもそこに暮らす人たちと丁寧に向き合うと、
笑顔のスナップと共に、自分が居ても良いと思えるやさしい余白が見えてきた。

ボクはこれからそれを絵にしてゆくんだけど、
先回りして1枚描いてみました。

取材を共にしてきた人たちとのコミュニケーションが見せてくれる風景。

引き続き大切に描いてゆきます。

取材3DAYsの次の日は別件で2つの取材。

その後、あらためて前橋市のスタッフと振り返り。

そして
セッション3

多様性を抱える前橋の風景、自然や街や人から感じる色というものがありますが、
もっと踏み込んだパーソナルな色に出会いたく、

「忘れられない前橋のたべもの」というテーマでワークショップ。

9名の体に刻まれた色の記憶をお楽しみください。

亡くなった祖母が作ったきんぴらごぼうが忘れられない味です。辛めの味付けと、ごぼうがやわらかくなるまで煮てあったのを覚えています。再現しようと自分でも作ってみましたが、なかなかうまくいきません。
(注_おばあちゃんのキンピラが手の届かないところに行ってしまっているのを表現したそうです)

子供の頃地域のかるた大会や祭りに行くと、必ず登利平のお弁当が出てきて、あの味を食べるたびに懐かしい思い出を感じることができる。魂にきざみ込まれたお弁当です。

「焼肉」=「カルビ」だった若い頃、先輩に連れられて入ったホルモン焼屋で食べたホルモンが、衝撃的だった。

義母の作ったお赤飯が忘れられません。義母はとても料理が上手で、手ぎわ良く、たくさんの種類のご飯を作ってくれました。特に赤飯は実の母もべたぼめするほど!レシピを聞くと「てきとうだから」と言っていました。ですので作り方は不明です。亡くなった今はどう作ったのかもわかりませんが、また食べたいなあと、ふと義母を懐かしく思い出す時があります。義母の笑顔と、ほっこりふんわりもっちり赤飯。美味しい香り、楽しい食卓。

子どもの頃ばあちゃんが、おやつににぎってくれた塩むすび。
米を炊く水の味の記憶。

なかやで食べた「かつむすび・かつ丼」。食べる前はどんな味だか想像できなかったが、食べるとめちゃくちゃおいしかった。

オリオン通りの裏通りにあった小さなやきそば屋。おばあちゃんの焼くこうばしいソースににおい。季節に関係なく出される温かいおばん茶。柱時計の音。テレビもラジオもなく、ただおばあちゃんのやきそばを焼くヘラと鉄板の音だけ、空間も味も最高のごちそうだった。

シノザキの冷やしラーメン。混むから仕事を早く切り上げていく。寡黙なご主人と愛想の良い奥さん。店主の気分で「暑い」と思うと始まる。「涼しくなった」と思うと終わり。6年間で2年間は行った前日に終わっていた。異動しても食べたくなり、行ってみると看板がおろされていた。ネットで検索すると、バイク好きの店主が北海道のツーリング中に交通事故で亡くなっていた。もう2度と味わえない生姜入りの冷やしラーメン。

幼い頃、おばあちゃんが手打ちで打ったうどんが忘れられない味です。生地を踏むのを手伝ったり、機械に入れて麺にしたりする工程も良い思い出です。汁の味はけんちん汁です。

なんか鼻の奥の方がツンとする物語。
そして美味しそうな色した余白がキレイな絵だね〜。

そんなこんなの経験が見せてくれた風景をもうひとつ先回りシェア。

取材を終えた次の日の朝、ボクの前を駆け抜けた学生は自転車を思いっきり立ち漕ぎしていました。

上り坂でもなく向かい風もない街を、自転車立ち漕ぎ。

これは前橋でよく見かける風景です。(他の街ではあまり見かけないってことですね。)

思うに、
前橋の人たちの心にはいつも空っ風が吹いていて、それに向かって「エイ」と立ち漕ぐのだろうかね〜。

++

そんなこんなの言葉や絵のやり取りをしていたら、
取材を共にしたくれた前橋市役所スタッフ(名刺プロジェクトチーム)から
『俺様にも語らせてくれー!まえばし』が届けられたので、
自分が撮影した写真を返歌として添え、ここに掲載してみます。

しゃかりきM.K.さん
市内の取材を通じ、改めて前橋の歴史や景色、魅力を再発見することができました。
職員のみなさんの「とっておきの前橋」エピソードにはどれもその人オンリーの物語があり、あったかい気持ちになりました。アミイゴさんは単に絵を描くのではなく、人やモノの背景を大切に描いているのがわかりました。
より多くの人に伝わるといいなと思っています。

T.O.さん
前橋ってやっぱりおもしろい!というのが率直な感想です。それぞれの思いを感じながらの散策も非常に刺激的なものでした。この土地を離れて過ごしたこともあり、赤城山の雄大さに慰められたことを思い出して、愛おしい気持ちが更に強くなりました。みなさんも*ブラ・ミンゴしませんか?

*ブラ・ミンゴ_高低差好きのアミイゴの取材中の発言が”ブラタモリ的”であったことによる、空想TVプログラム。
Y.F.さん
今回の取材では、久しぶりに赤城山を訪れました。
市役所から見える「いつもの赤城山」も素敵ですが、実際に足を運び、いつもとは違う場所や視点から眺める赤城山、そして前橋の風景には、また違った魅力があることを改めて実感しました。
M.I.さん
2日間、取材に同行させていただきありがとうございました!
アミイゴさんとメンバーの皆さんとご一緒することで新しい発見がたくさんあり、今後の展開がますます楽しみになりました。
FBに載せていただいたねぎ畑の向こうに写る我が家の写真も美し過ぎて息を飲みました。
普段から見慣れた風景ですが、「これぞ故郷!」といった感じでとても新鮮でした。
今回の素敵な御縁に感謝しています。
M.H.さん
前橋の魅力とは何だろうと改めて考えさせられました。
普段の生活すぎて気にも止めていなかった前橋の風景が、
アミイゴさんの画角から見るとこんなにも素敵な場所だったのかと思う体験をさせていただきました。
I.I.さん
今回の取材で、生まれてから結婚するまでずっと前橋で暮らしていても、知らなかった前橋があること、新しい前橋ができていることが感じられてとても嬉しかったです。
特にマチナカは私のイメージと変わっていました。取材途中で出会ったカフェや商店の方々からは、この場所が「大好き」という気持ちが伝わってきて、明るい気持ちになりました。どんなイラストが出来上がるのか本当に楽しみです!

M.K.さん
今回の前橋探しで気づいたのは、探しきれないということ。車から降りて歩いてみるとどんどん新しい顔を見せてくれる。
微動だにしない静けさ、くたびれたような素朴な無表情、飛び跳ねるような躍動。
掴みきれない気まぐれさが、言葉わかんないけどなんだか深い。前橋の楽しみ方を、とうとう知ってしまいました。
M.H.さん
プロジェクトに参加したことで、こどものころからの前橋での思い出が走馬灯のように溢れてきて、特別な感情を味わうことができました。アミイゴさんと食べた「珍さん館」での味わいも一生忘れません!住んでいる高崎も好きだけど、子どものころから訪れている前橋も好きよ。
A.H.さん
この度ふとしたキッカケでプロジェクトに参加してみましたが、まず驚いたのはアミイゴさんのきさくなお人柄でした♪
初回から妙な親近感を覚え、みんなが一気にリラックスして楽しい雰囲気になったのを覚えています。
みんなの思い出の風景を巡るツアーでは、アミイゴさんの繊細な感性にも触れることが出来ました。
この体験から創作される一人ひとりに響く作品になることでしょう。今から完成が待ち遠しいです。

T.Y.さん
アミイゴさんと訪れた各所は懐かしくもありつつ、今の姿を見せてくれました。
よく通る道をほんの少し入るだけで、こんな姿が見れたんだと感心。
アミイゴさんの視点で語られる言葉・みんなから発する言葉と過ごしたその場は楽しかったです。
三日間参加したかったと思ったほど。

今まで見られなかった、見てこなかった景色を見ることができました。

絶対的に誇れるのが自然の多さ、空気の良さ。
高校を卒業して2度と戻らないと誓って上京した時もそれは誇れる好きなところでした。

結局は三年数ヶ月離れただけで、人生の半分以上をどっぷりつかっている前橋。

距離感が絶妙だなと。
人と人、自然と人、繁華街と住環境とか。
東京に行くと疲れてしまう。
適度な距離感、余白があるのだ。
余白はのりしろで伸びしろでもあるかと。
お互いののりしろを繋ぎ合わせて
広がっていける。

そんな余白があるのが前橋かと。
ふっと緩められる余裕があるのがここの良さかと。

それに気付かせてくださったアミイゴさんに感謝です。
私の名刺はあと7枚。
次はアミイゴさんの名刺を使う気満々です!完成を楽しみにしております!!

イケおじT.Y.さん

9月半ばの三連休。
前橋のすみずみを歩き、語り、見つめ続けた三日間は、あまりに濃く、あまりに深く、ひとつの小さな旅のようでした。
いや、旅というより、まるで日本中を巡ったかのような広がりを感じたのです。

生まれ育ち、暮らし続けてきたこの町が、角度を変えればこれほどまでに違う表情を魅せるとは。
その発見は、アミイゴさんと共に歩んでくれた仲間の声や笑顔の積み重ねによるもの。
そのひとつひとつに心から感謝しています。
前橋の「らしさ」に触れられたのは、まさに皆さんのおかげでした。

そして耳に残るのは、《まえばしプレイリスト by 小池ソウル》。
その旋律は、この三日間の記憶をやさしく呼び覚まし、未来の自分へと届けてくれるでしょう――。

なんだよ、みんな、、
俺を泣かせたって世界はちっともよくならんぜ…
この優しく温かな言葉たち、前橋のみなさんに届けてゆこう!

最後に、
この取材を通して「ふと聞きたくなった曲」
Apple Musicで「まえばしプレイリスト」としてシェアしています。

「夏なんです」はっぴいえんど

「生まれた街で」荒井由美

「花」藤井 風

「大空で抱きしめて」宇多田ヒカル

「So In Love」カーティス・メイフィールド

「ジェシカ」オールマン・ブラザース・バンド

「Two of Us」ビートルズ

「レット・イット・ブリード」ザ・ローリングストーンズ

「桜の時」aiko

「坂道」折坂悠太

「空も飛べるはず」スピッツ

「硝子の林檎」松田聖子

「愛し愛されて生きるのさ」小沢健二

「甘い運命」UA

「For What It’s Worth」バッファロー・スプリングフィールド

「My Little Town」ポール・サイモン(with アート・ガーファンクル)

「Snow」レッド・ホット・チリペッパーズ

「Sun It Rise」Fleet Foxes

「荒野」baobab

「River」ジョニ・ミッチェル

「365日の紙飛行機」AKB48

「The Final View」Nujabes

「夏の影」Mrs. Green Apple

「Sunday Morning」マルーン5

「オワリのはじまり」かりゆし58

「Summer」久石 譲

2025、暑い夏だったぜ…
そしてボクのハートは熱々のままだ。

などと遠くを見つめてる場合では無く、
ともかく作画、作画、作画っ!
引き続き尽力してまいります。

2025
アミイゴ
Peace!!!