まえばしスケッチ2_あかぎやま 上から見るか 下から見るか

 


8月26日は前橋市アートコミュニケーションディレクターとしての子どもセッション2
「まえばしスケッチピクニック」あかぎやま 上から見るか 下から見るか
赤城山山頂付近、大沼に面した赤城少年自然の家をベースにしたアートセッション。
気持ちよく行うことができました。

『あかぎやま 上から見るか 下から見るか』このサブタイトルは直感的に思いついたもの。空間的な広がりも高低差もある前橋市に暮らす子どもたちから『1人ひとりの赤城山』の姿を教えてもらうようなスタンスでありたいなと。
この直感は、結果的に子どもたち『1人ひとりマックスの気持ち良い表現』を引き出せたように思います。

『マックス気持ち良い経験をした子どもたち』がその後、学校で、社会で、やはり気持ちの良いコミュニケーションを駆使し、リーダー的な働きを、それぞれ活躍したい現場でしてくれたら、前橋はより良い、暮らしやすい街になると思うんよね。それはとても気の長い願いなんだけど、安易なキラキラ映えバエ盛りモリした発想とは対局の、1人ひとりの気持ち良さが尊重された社会を実現するはず。と考えています。

にしても、この日は直前までどんな進め方をしたら良いものか考え続け、なかなか答えが出ず…
時間差で集まってくれる子どもたちの1人ひとりとの対話で様子を確認し、進め方が見えてきたかな〜、というタイミングで、
参加者の男の子の提案で「じゃんけんトーナメント」開催することに。

これを読んでくださっている方「なんのこっちゃ?」と思われるはずですが、

この他愛も無いゲームを通して『知らない子がわたしの名前を呼ぶ』『じゃんけんのため声を出す手を振る』『ゲームを進めるチームと運営の作戦をたてる』などなど、一気に現場の空気が和らぎクリエイティブな空気が醸成された。ということで、発案してくれた男子くん、サンキュー!なのであります。

こうしてオープンなコミュニケーションの場に育った現場で、前橋市の広範囲の地域から参加してくれた子どもたち「1人ひとりの赤城山の姿」を、ごくシンプルな表現で教えてもらう絵を描いてもらったら、フィジカルにビンビン響く「その土地ならではの赤城山」と出会えました。


1本の線で表現された「わたしの赤城山」
この他愛も無い線に、1人の子どもの生きてきた時間や今の生活にまつわる多くの情報が込められている。

ボクたち大人が大切にしなければならないのは、こんな他愛も無い1人ひとりの物語だよね!
という確認から一気に着彩。

いやーー、みんなおもしれー!
夏だから夏色の赤城山が多いはずだけど、にしたって、色も形も多様。しかし、意外とリアル。

こちら動画にしてみたので、ぜひご覧ください。

赤城下ろしの空っ風さえ感じられるはずです。

今回はこのセッションにたっぷり時間をかけたので、
『では赤城少年自然の家を出て大沼湖畔まで歩いて絵を描いてみよう!』のコーナーでは、
子どもたちが自ら前に進み、発見し、描く。そんなことが楽しく実現。
こちらでは自分が撮影した作品の1部を紹介しておきます。

じゃんけんトーナメント発案くん。
実は繊細。

大沼に映る山影の描写!!

大沼の風景から、発見、発見、発見!

描きたいものに近づくパワー!

などなど、
子どもたちが自然の風景から発見した色彩、構図、フィジカルなタッチなどなど、俺も学ぶことばかり。


この日公務の間を縫って見守りに、結果子どもたちと一緒に絵を描いてくれた前橋市長が「アミイゴさんのライバル現れました!」と子どもたちの絵に感動し話してくれたけど、「いやいやライバルどころじゃない、俺なんかどんどん置いてかれてる立場っすよ…」と返答。
(しかし、腕組んで上から目線の感想語るでなく、自ら子どもたちの輪に混じり筆を振ることのできる首長、素晴らしい。)

そしてボクの個人的な振り返り。

子供の頃から慣れ親しんでいたはずの赤城山なんだけど、空気の清涼さ、植生の豊かさ美しさ、大沼の穏やかな風情などなど、赤城山はそこはかとなく前橋の人たちの心根に豊かな故郷を与えていれてる存在なんだと思いました。

そして、子どもたちは大人たちの「子どもに良いものを与えたい」という願望を軽く飛び越え、1人ひとり「これが面白い!」というものを発見してゆく。
そうした余白ある発見の場所がある街は、子どもたちにとって豊かな場所なんだろうなと確信。

最近お世話になっている福島県の会津地方には、磐梯山の麓に猪苗代湖があって、その「ヒタッ」と静かな佇まいは、そのまま会津の人たちの心根を形成してるな〜と気が付きました。(そこに磐梯山的な大らかな猛々しさも同居した会津人)

猪苗代湖から比べたら小さな赤城大沼だけど、
やはり、「大沼があるから前橋だね〜」と思える、前橋のみなさんの優しい心根ってあるよな。
これは赤城山周辺エリア以外の土地には無いものだと思います。

こうしたことが子どもたちの幸せ、もしくは暮らしやすさにどう繋がるのか。
あわてて答えを求めることはせず、次に準備しているセッションを通し、より確かで共有しやすい言葉に出来たらいいなと考えています。にしても赤城山。

自分が今暮らしている渋谷区の子どもたちを連れてきても面白いし、なんなら前橋の子どもたち同士の交流企画とかできたら、より良質なシティー・プロモーションに繋がるんじゃないかなと。

引き続き可能性を広げてゆけたらいいなと思いました。
そして下山した前橋の街は、

熱ちかった〜〜、、

次回は10月の終わりの方で、個人的に未知のエリアだった「総社」にフォーカス。
群馬の成り立ちなど子どもたちに教えてもらうセッションを開催予定です。

いつもの優秀で気の利くスタッフのみなさん、良い距離感で子どもたちを見守ってくれた保護者のみなさん、アートの言語化が素晴らしい市長。おつかれさま!のありがとさん。

子どもたち、たのしかったね〜!

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