小池アミイゴ個展「東日本」
小池アミイゴ個展「東日本」
東日本で出会った景色や花、人の営みの記憶。
SPACE YUI
2012年3月5日(月)~3月14日(水)
11:00~19:00 最終日~17:00
スペースユイ
港区南青山3-4-11ハヤカワビル1F
TEL:03-3479-5889
http://spaceyui.com/
*初日は17時より飲み物など用意してお待ちしております。
*会場の都合上、花等の贈り物は辞退させていただきます。
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・3.11後の東日本に在って、ボクが出来ることは、
ボクが美しいと感じたものを描くことなんだと思いました。
それは2011年3月11日で止まってしまった時の中から、
ボクが必要とする美しさを探し当て、削り出すような作業。
そのほとんどはボク以外の人にとって、退屈極まりない景色だったり、
その辺に咲いてる雑草みたいなもの。
しかし、そんなつまらないものを描き続けることも、何かの闘いであるはずだし、
もしかしたら、ボクの一生をかけて続けるべき仕事なんじゃないかと思うのです。
=小池アミイゴ
・作品を表現することと、生きる姿勢とが、切り離されることなく、
この国を疾走する様に活躍の場を広げる小池アミイゴさんから目が離せません。
祈りの込められた静謐な作品は、普段の作風からは中々想像できない
意外とも言えるアミイゴさんの一面を示してくれます。
3.11以降、指標が定まらない空気感の中、アミイゴさんの静かな美しい作品が、
人々に熱いメッセージとなり伝えられる事を望んで止みません。
=yui 木村さん
去年の4-5月に開催した吉祥寺にじ画廊での個展「その辺に咲いている花」
その会期中にyuiの木村さんから頂いた展覧会の話。
にじ画廊の時を通して、
自分の描いた花の絵と、足を運んで下さるみなさんを見つめ続け、
展覧会の終わるころには「東日本」という名前の展覧会を
2012年3月の東京青山に創るんだと思えるようになりました。
何度か足を運んだ被災の現場
そして日々の生活の場所東京
そこで出会った美しさを絵にしました
ボクの生業であるイラストレーションとして
「使える」ようなタイプのものではなく
アートの奔流からも逸れた小川のようなもの
ただ「誰かが描いた絵がある」
そんな展覧会になればなあと思います。
3月11日日曜日も特別に開けてもらうことになりました。
ハルノハジマリの時、心静かに過ごして頂けたら幸い。
ぜひ足を運ばれてくださいませ。
はじめまして。
昔からアミイゴさんの事は知っていたのですが
ここにたどり着きコメントさせていだだきました。
人それぞれできることがちがい
できることを行動にすること
無理しないで取り組むことが大事なのかな?と思いました。
島根県に住んでいるので
東京へはいけませんが
作品を少しでもみることができてよかったです。
いつかお会いできればなあと思います。
>矢田佳代さん。
コメントありがとうございます。
矢田さんのお考え通り、
1人ヒトリやれること、やるべきことは違いますね。
とても時間のかかることです。
1人ヒトリ無理なく続けられる取り組みを考え出し、
しかし、
いざという時は無理をしなければならない。
それは2012年3月11日以降の実感であり、
現地を歩き肌で感じたことです。
ただ、ただ無理を受け入れてしまうだけでは、
折れてしまう人ばかりであるのも日本の事実。
そのために、
身近な場所で会話を創ったり、
同じ方向を目指す人を見つけられたら、
ユルヤカな人の輪のネットワークを構築したり、
ともかくコミュニケーションを失わないでゆけたらです。
そういった部分でも、
ちょっと無理をしてしまうかな、、
でも、良いモノを創り続けて行きたい!
そのために必要なことで、
そんな心持ちが巡り巡って被災現場に届くこともあると思っています。
島根は良い土地ですね。
2年ほど行っていませんが、
いつかまた足を運んでみようと思っております。
空と海の境目が、優しく混じり合ってる感じですね。
空も海もつながっている。
昨日と明日もつながっている。。。
>ナイフさん。
そうですね。
境界を作ってしまうのは、
人の心であるなあ〜と思うこのごろ。
目の前に広がる景色に必要以上の説明はいらず、
そこから先は1人ヒトリの問題であるように思います。
そんな作品を描き続けられればいいな、とも思います。
個展 初日おめでとう!!
雨どすなあぁぁ~
(雨の日と月曜日はの曲を口ずさむの図)
で、残念ながら今日は行けないですが期間中に足を運びまっせ~~
しゃああぁぁぁぁぁ~~
>クミちーたさん。
ぜひ、ごゆるりと〜
じんわりと温かみを感じるもも色の砂浜、静かに打ち寄せる波、穏やかに並んでいるカモメたち…311の事を思ってこの絵を眺めると目頭がじーんと熱くなりました。
考え続けられているアミイゴさんはすごいな…
なんていうのか、私の1枚に出会うつもりが、2枚も3枚も出会ってしまって、お菓子選べない子どものようになってしまった。うれしかったです、そのことも、小池さんも。
ギャラリーを出てから、耳にずっと What a wonderful world が聴こえてました。
>チャイハネさん。
美しいコメント、ありがとうございます!
ボクは被災の現実に対して無責任に、
しかし、
個人としての小ささをそのまま現場に投げ込んでみました。
そこは、ボクの住む東京都地続きの場所であり、
ただ、心の繋がりを断ち切るような悪意に対しての、
悲しみと怒りが絵を描かせたんだと思います。
もしボクの絵から何か感じて頂けたのであれば、
ボクらの中で共鳴するものがあるはずで、
それを見つけ出すことで、
ちょっとはマシな未来を創れたらと思うのです。
>今屋理香さん。
ご丁寧に作品にふれて下さって
ありがとうございました!
What a wonderful world は、
穏やかに美しい曲ですが、
もしかしたら、
この曲が創られた背景には、
今の日本のようなキビシい現実があったんだと、
気付かされた10日間であります。
展覧会は終了しましたが、
作品の販売はyuiさんに委託してあります。
お菓子を1コ選べたら、
お声かけされてみてくださいませ。
ただ、
「ハルノナナクサ」は婿に出してしましました〜